夏川りみさんと遊ぼう掲示板376


[3760] 親孝行 投稿者:ハイフェッツ 投稿日:2007/07/09(Mon) 20:27
ジプシー様、

私は最近全然親孝行していません。
ジプシー様の投稿を読ませていただきました。
大変よい一日でしたね。
私も何か考えてみようと思います。
梅雨のうっとうしい天気ですので、
気分よくさせてあげられたらなあと思います。


[3759] re 投稿者:ハイフェッツ 投稿日:2007/07/09(Mon) 20:19
ジプシー様、
ありがとうございます。
私も密かに夢見ております。
いろいろ空想してとても楽しいのですが、
こういう遊びの種を提供してくださる夏川さん、
本当にありがとうございます。
そして自由に遊ばせてくださいます皆様、ありがとうございます。


[3758] 投稿者:吉野や 投稿日:2007/07/09(Mon) 06:23
391番地のなおみ さん
住民登録おめでとうございます。
「大阪に来てください。 」との願いが届きますね。11月。
でも、さらに、ということでしょうね。


[3757] 七夕様・・ 追加のお願いです。 投稿者:ジプシー 投稿日:2007/07/08(Sun) 22:28
ハイフェッツさま
いつもながら心打つ展開です。

なんだか、私達の間だけで楽しむのはもったいないような気がしてきました。
実際に上演できたらすごいですよね・・

万が一と言う事もあります。
一生懸命、お祈りしてみます。(本当になったら腰を抜かすでしょうけれど・・)


[3756] 穏やかな一日 投稿者:ジプシー 投稿日:2007/07/08(Sun) 22:14
今日、久しぶりに父を連れて、車で2時間ほどの温泉地へ出かけました。
最近、ちょっと忙しかったもので、父に寂しい思いをさせていましたが、今日ほんのちょっぴり親孝行が出来ました。

梅雨のさなかではありましたが、比較的天気に恵まれ良い一日になりました。

お風呂に入って、お昼ごはんを食べてお酒も飲み、父は気持ちよさそうにお昼寝をして・・
私は、外へ出て日陰で三線の練習・・・
何だか楽しくて時間の経つのが分かりませんでした。
ふっ・・と、時計を見ると2時間も経っていました。

もう一度お風呂に入って、アイスも食べて・・
たっぷり楽しんで、家路につきました。


[3755] 「フルサト」 byハイフェッツ 投稿者:ハイフェッツ 投稿日:2007/07/08(Sun) 19:37
本シリーズではこれまでのパターンを少し変えて、
夏川さんの舞台脚本のように組み立てて見ました。
お芝居と歌のリミックス。
しっかりとしたつくり方をすれば1時間30分~50分くらいの舞台になるかなと。
三幕の演劇と13曲の歌。
悲しいお話なのですが、
命の尊さ、そして勇気を持つことの難しさ大切さ
を最近感じることが多いために、綴ってみました。

第46章 翼をください~勇気ひとつを友にして⑤(2007.7.8)

戯曲原案
題名「琉球の海と空と太陽と~ある若者の儚き想い」
第1幕・第2幕・第3幕(フィナーレ)の三部構成

第3幕〔フィナーレ〕

二人は窓の近くへと翼を運びました。
「いいか、里美手(りみてぃ)。我々は今からこの翼で、この城を出てから出る。
しかし、ここで気をつけなければならない。
あまり低く飛びすぎると、波の水がかかって、翼が濡れてしまう。
逆に近く飛びすぎると、太陽に近づきすぎて、膠が溶けてしまう。
決して低くとんではいけない。決して高くとんではいけない。」
里美手は、その言葉に微笑みました。
「ええ、お父さん。分かっているわ。お父さんもね」
その言葉に安心した天海手(あまてぃ)は、里美手よりも先に、一対の翼を掴み、
城の窓から大空へと飛び立ちました。
次は、里美手の番です。
里美手は、天を見上げそして海を見渡し幸せそうに笑い、こう呟きました。
「やっと羽ばたける。愛おしいアナタのいる大空を羽ばたける」
そして、翼を背に力強く城の窓から飛び立ちました。

  【海の彼方・夏川りみさん歌唱】

飛ぶのは思った以上に難しい。
風に乗り、ようやく体を安定させた里美手が父の様子を見ようと前方を目で探しました。
そして、里美手は、それを目にしたのです。
「お父さん!それ以上、上に行っては駄目!雲よりも上に行っては駄目!」
それは、最愛の父が雲よりも上へと羽ばたいている姿でした。
里美手の叫び声に、一瞬だけ父天海手は悲しそうな顔をしました。
しかし、目を伏せて再び瞳を開き、天海手はさらに上を目指しました。
悲痛な娘の声を聞き流して、天海手は、ただ空を目指しました。
雲を抜けた天海手が目にしたのは、世にも美しい太陽の光景でした。

何故?

天海手は翼を製作中に、とても心配していました。
里美手が「天に浮かぶ女神=太陽(てぃだ)」に恋にも近い憧れを抱いているらしいことを。
太陽に近づくと危険なことは承知しているはずだが、如何せんまだまだ若い。
きっと太陽の美しさに心を奪われることだろう。
このように考えた天海手は決心しました。
里美手の使う翼には充分な量の膠に加えて糸でしっかりと補強しました。
その結果、自身が使う翼の方には充分な強度を持たせることが出来ませんでした。
それでもいいと思いました。愛する娘が生き延びてその先で幸せになってくれれば・・・。

  【さようならありがとう~天の風・夏川りみさん歌唱】

「ああ・・・」
天海手の唇からため息が漏れました。
「やはりアナタはなんて美しいのだろう・・・」
そこには、天に光り輝く太陽がありました。
その太陽へと近づこうと、手を伸ばした天海手は翼の膠が溶けだしていることに気が付きました。
「どうか我が娘をお助けください!どうか無事に海の向こうの新開地へたどり着きますように!」
しかし、太陽は何も答えません。
ただ、そこで光り輝いているだけでした。
必死に近づこうとすればするほど、天海手の腕にくくりつけた膠が溶けだしていくのです。
太陽は何も答えません。
天海手の瞳から、ほろほろと涙がこぼれました。
しかし、それが頬を伝っていくよりも早く、その涙は蒸発して空へと消えていくのです。
もはや膠は溶けて、段々と天海手の体は太陽から遠ざかっていきました。
「・・・!」
天海手は、雲を突き抜け、嘆き悲しむ娘の横を通り、
波を突き破り、海へと落ちたのです。
その後を追うようにして、溶けた膠と共に大量の鳥の羽が天海手の涙のように
海へとぽとりぽとりと降り注ぎました。
太陽は、一瞬だけ波立った海をいつもと変わらず照らし続けていました。
嘆き悲しんだ里美手がどれだけ太陽を憎み、恨んでも、
太陽は里美手を照らし続けました。
太陽は、いつも変わらずそこにあるのです。
それは決して揺るぎない。
揺らぐことのないモノ。

命からがら、新天地にたどり着いた里美手は、その後も数多くの三線を作り出し、
多くの人の心に優しさと愛する心を伝え続けました。

  【童神・夏川りみさん・古謝美佐子さん歌唱】
  【祭りのあと風・夏川りみさん歌唱】
  【エイサーの夜・夏川りみさん歌唱】

(第3幕 終わり)

戯曲原案
題名「琉球の海と空と太陽と~ある若者の儚き想い」 終演


[3754] ハイフェッツさん 投稿者:吉野や 投稿日:2007/07/08(Sun) 11:00
> 夏川りみさんも途中から加入し
なにかすごくリアルに見えました。
やはり挿入楽曲とシナリオの展開が心地よいです。

[3753] 七夕の夜に 投稿者:みのん 投稿日:2007/07/07(Sat) 23:53
ジプシーさん

こちらでもよろしくお願いしますね~。
・・・さま~は、恥ずかしいからやめてねー^^); みのんでいいです。

音楽は昔から大好きです。いろんなジャンル聴いています。
昔から個性のある 歌のうまい人が好きです。
「曼珠沙華」は、山口百恵さんにぴったりな歌ですね。でもあの歌を歌ってたのは
10代なのに あの女性の情念の表現は、素晴らしいですね~。ゾクゾクしますね。
やはり歴史に残る歌い手さんですね。
「乙女座宮」「曼珠沙華」どちらも 作詞/阿木燿子 作曲/宇崎竜童 のご夫婦さんの
手によるものです。このコンビも素晴らしい歌をたくさん作っていますね~。
りみさんの「曼珠沙華」あの後半の歌い上げる感じとか聴いてみたいですね~。 

[3752] 神秘なる星の力に包まれて 投稿者:ジプシー 投稿日:2007/07/07(Sat) 23:04
みのんさま
いろいろとお世話になります。

私は、地球上の小さな石ころですが、気持ちだけはたくさんの星々と変わらぬつもりで、りみちゃんを応援して行きます。

山口百恵さんですかぁ~ なつかしいなぁ~
「乙女座宮」・・いい歌ですよねぇ~
みのんさんは音楽への造詣が深いですよねぇ~
やっぱり音楽が大好きだからでしょうねぇ~
素晴らしいと思います。

「曼珠沙華」・・これまたステキな歌ですねぇ
たしか、宇崎竜童さんが書かれた曲ですよね・・
女性の情念のようなものを感じる曲と思います。
切なさや嫉妬、執念・・・ なにやら妖しげな女性の魅力を感じてしまいす。

私も「曼珠沙華」、りみちゃんの声で聴いてみたくなりました。
彼岸花の魔力に魅せられたかもしれません。


[3751] 「フルサト」 byハイフェッツ 投稿者:ハイフェッツ 投稿日:2007/07/07(Sat) 22:57
第45章 翼をください~勇気ひとつを友にして④(2007.7.7)

戯曲原案
題名「琉球の海と空と太陽と~ある若者の儚き想い」
第1幕・第2幕・第3幕(フィナーレ)の三部構成

第2幕

幽閉されてから3ヶ月たちます。
今のところ命だけは助けられましたが、全く自由の無い生活。しかも、いつ処刑されるかわかりません。
外出禁止は勿論、部屋からさえ出られません。
けれどもこの3ヶ月の間に、里美手(りみてぃ)は悲しみのどん底から強い意志で立ち直りました。
つらいけれども、生きていかなければならないのです。
今までに世に送り出した数多くの三線。
その子たちは、多くの奏者により大切に歌われていますが、
楽器の定期的な調整は必要なのです。
里美手を必要とする人たちが数多くいるのです。

里美手は、小さな窓から覗く遠い空の上に浮かぶそれをぼんやりと眺めています。。
「おい、里美手」
娘に、父天海手(あまてぃ)はため息混じりの声をかけました。
その呼び声に、里美手が振り返ります。
「なんですか?お父さん?」
こちらを振り返った乙女は、それは美しい顔をしていました。
軽くウェーブがかかった黒色の髪に、全てを見透かすほどの澄んだ真っ直ぐな瞳。
その唇からこぼれる声のよさには女神すら嫉妬するほどです。
薄桃色の琉球装に身を包み、振り返った乙女はふんわりと笑顔を浮かべて
父の言葉を待っていました。
「里美手、そんなに空ばかり見ていては、目が悪くなる」
「もう少しだけ。もう少しだけ見ていたいの」
そういいながら、里美手は、空に浮かんだそれを見つめていました。
「一体何をそんなに見ているんだ?」
父の言葉に、里美手がその顔を空に向けたまま答えました。
「天に浮かぶ女神」

  【芭蕉布・夏川りみさん歌唱】

やがて天海手をゆっくりと振り返り里美手は真顔で言いました。
「お父さん、親不孝をしてごめんなさい。でも、自分のすることに間違いがあったとは決して思いません」
その力強い言葉に、天海手も里美手の揺るぎない信念を感じたのです。
里美手は続けます。
「本当にいいものは多くの人々の心を捉えると思います。少なくとも権力で独占するのは許せない。
私は大勢の人に聴いて貰いたいの。そして聴いてくれた人の心にたとえ小さくてもやさしさを伝えたいの」
天海手は、いつの間にか成長し三線製作の腕も自身を凌駕していき、
人間的にも強くなっていく娘を目の当たりにし、心の中で喜びそして涙しました。
そして嘆き悲しむのをやめ、迷宮美里城の隔離塔から出るための方法を考えました。
親子二人で知恵を出し合い、いろいろな方法を考えました。
「里美手、何かいい方法はないものか」
行き詰まり考え疲れた天海手が、里美手に尋ねました。
そこで、里美手は少し考え込んで、こう答えました。
「鳥の羽をいっぱい集めて、膠で固めて大きな翼を作って、それで空を飛んでみるというのは?」
なるほどと思った天海手は、その日から膠を集め鳥の羽を集め、それを翼の形に固めました。
里美手はそれを手伝いながら、どこか嬉しそうに歌うのです。

  【ゆいま~る・夏川りみさん歌唱】

歌う里美手のその瞳は、恋をするものの瞳にも似ています。
天海手は、里美手の心にそれほどまで熱く想う人がいたのかと、
愛する娘をその人のもとへとたどり着かせるために、昼も夜も寝ずに
翼を作ることに専念しました。
勿論里美手も、天海手と同様に、翼をつくるのに心をこめていました。
そして、風の穏やかなある日、漸く2対の翼ができました。

第2幕 終わり

  間奏曲【翼をください・山本潤子さん歌唱 夏川りみさんも途中から加入し二重唱に】
           

(次章:第3幕〔フィナーレ〕に続く)



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