夏川りみさんと遊ぼう掲示板332
- [3320] 「フルサト」 byハイフェッツ 投稿者:ハイフェッツ 投稿日:2007/05/08(Tue) 07:48
- 第26章 ルパン三世~里美王国より愛をこめて(救出開始)
ハイフェッツ介がりみ島へ上陸して最初にしたことは食事でした。
腹が減っては戦できぬ、という理由だけでなく、そこは勿論情報収集。
琉球料理の店に入りお酒を飲みながら世間話風にいろいろな話を聴きます。
勿論、警察官という身分は明かさずに。
聞き込みの結果、本土の人間らしい男3人が最近頻繁に里美城跡近辺をうろついていることや、
うちリーダー格は50歳前後で一見してそうだとわかる仕立てのよいスーツを着た紳士風の男であることが判明しました。
しかも里美城跡近くの広い別荘にその3人組は滞在しているらしい。
店を出たらすっかり暗くなっていました。
真介は里美城近くのその豪邸別荘の周辺を入念に歩きました。中の様子を伺いながら。
夏川りみが監禁されている可能性があります。また、「ルパン三世一味」の出入りがあるかもしれません。
豪邸別荘の中央に天守閣のようにそびえる4階建ての最上階の窓にはよく見ると鉄格子が。
明かりはなく中を伺うことはなりませんが、非常に怪しい。夜明け近くまで監視しましたが動きはありませんでした。
翌朝、里美城跡博物館を視察しました。充分な警備です。
館長の説明を受けながら奥に進みます。
正面の壁には一枚の大きな200号ほどの油絵が・・・。
大勢の人々が描かれています。女性も男性も子供も、人々の表情は生き生きと描かれ、ある人は天を見上げ涙し、
ある人は手を合わせて祈り感謝し、地面に頭をこすりつけ、喜び、飛び上がり・・・。みな一様に幸せをと感謝を表しているようです。
描かれている時代は中世のようです。
そして絵の中央で人々の中心に描かれているのが、モルフォチョウ様の不思議な色彩を放つ青い衣装に身を包んだ一人の女性。
三線を弾きながら歌っている姿です。驚くべきことに夏川りみのそのものです。
そして人々の周囲は黄金色の光に包まれています。
絵の隅に「Yoshinoya1907」とサインがあります。画題は「てぃだの恵み」。
館長に尋ねると、「吉野良平画伯です」
なるほど明治時代に活躍した吉野良平画伯なら、描かれている女性は夏川りみ本人ではありえない。
1907年と製作年が明示してあるとおり。ではこの絵の元になったエピソードか何かあるのですか?
館長は答えます。「それは里美姫伝説ですよ」
何世紀も昔、この地りみ島に里美王国という小国がありました。
琉球王朝と中国王朝さらに大和王朝という巨大勢力に囲まれ常に侵略の恐怖におびえる小国でした。
何度も王朝の滅亡の危機にさらされましたが、その都度何とかしのいできました。
それでもついに滅亡の時を迎えます。最後の王となったのは夏川里美姫でした。
里美姫は王国の歴史の中で時代を越えて幾度も登場する女帝であり、実在の人物かどうかは疑わしい点あるものの、
歴史の節目節目で登場し伝説を残しています。この最後の里美姫のとき、三線を弾いて歌を歌い、
王国民の幸せを願ったそうです。その姿は美しく天女のようであったとされています。
王国民の幸せのために、その歌に財宝のありかを歌いこんだとも実際に地面いっぱいに黄金を敷き詰めたともいわれます。
以上が里美姫伝説だそうです。
警備完璧だったにもかかわらず、肝心の三線はルパン三世によってすでに盗まれていました。
◇ ◇ ◇ ◇
監禁中、夏川りみの身の回りの世話をしていたのは中年女性一人。
はじめは緊張しましたが、次第に打ち解けていろいろ話すようになりました。
女性は自分のことは殆ど話さず、りみの話すことをほほえましそうに聴くだけでしたが。
いつものように食事を用意したあと、その女性が言いました。
「りみさん、ついに逃げるときが来たわ」
りみは驚いて訊きます。「逃がしてくれるの?」
女性は微笑んで答えます。「その気になればいつだって逃げ出せたわよ」
不意に頑丈だったドアが音もなくあけられ、男が一人身軽に入ってきました。
驚いて身構える夏川りみに男は警察手帳を開いて提示しながら自己紹介しました。
「りみ姫様、お助けに参りました。警察庁刑事局長のハイフェッツ介と申します。」
続いて真介は、マネージャーS氏は一命を取りとめ快方に向かっていることを説明し、
必ずここから解放しルパンを逮捕すると明言しました。
りみはほっと安堵したような表情を見せました。「ありがとうございます」
女性は二人を残し先に部屋を出ます。逃げ道を先導してくれるようです。
そして、真介と夏川りみが部屋を出ようとしたそのとき・・・
・・・床が大きく開き、二人は深い落とし穴に落とし込まれてしまいました。
(次章へ続く)
[3319] 早いですね 投稿者:姫川 投稿日:2007/05/08(Tue) 06:37
- まだ少しありますが、5月21日は夏川りみデビューの日です。
休養中にこの日を迎えるのは初めてですが、
もう8周年。そして、9年目に入ります。早いですね。
ジプシーさん、レスありがとうございます。
「恋しくて」が早く上映されると良いですね。
監督はりみさんも好きな映画「ホテルハイビスカス」の中江裕司さんですから、りみさんもきっと観ているでしょう。
この映画では世界的ジャズシンガーの与世山澄子さんが母親役で出演されているのが面白いです。
[3318] 漫画談義 投稿者:ジプシー 投稿日:2007/05/08(Tue) 06:22
- うぅ~んん・・
なんだか昭和の漫画史を綴っている様な雰囲気ですねぇ
昭和の代表的な漫画作品の中に、藤子不二雄作品と手塚治虫作品、そして長谷川町子作品を押したいと想います。
でも、部分的に切り取ると、赤塚不二夫さん川崎のぼるさん永井豪さん、そして「ルパンⅢ世」のモンキーパンチさんもいいですねぇ~
昭和40年代前後、今よりも少ぉーしのんびりしてたような気がします。
[3317] Re 投稿者:ハイフェッツ 投稿日:2007/05/07(Mon) 08:03
- Rei Kosugi様
「4」拝見しました。
もう脱帽です。読んでいてわくわく致します。
「3」も好きですが「4」も秀作ですね。
しかし、よくいろいろと思いつきますねぇ~。ナイスです。
クラリスの島本須美さんはまだ声優としてご活躍なのですね。
とてもうれしいです。
連休最後に良いお話を聴けました。ありがとうございました。
吉野や様、ジプシー様、
そうです。今回のルパンはコメディタッチではありません。
夏川さんを実名で出演願っているのも狙いの一つでしたが、
刺激的でしたかね、少し反省しております。
現在25章までアップしましたが29章エピローグで完結となります。
財宝の秘密はお楽しみに。
姫川様、
ルパン誕生40年とは本当に長いですね。
長い間愛されているのですね。
私は手放しでカッコイイと思います。旧作も新ルパンも。
[3316] カキコ 投稿者:吉野や 投稿日:2007/05/07(Mon) 06:31
- 藤子不二雄さんといえば、「ドラえもん」と
りみさんが抱き合っておられる「ハグしちゃお」の
録音の時の写真が思い出されます。
「ハグしちゃお」ジャケットのイラストは藤子さんの
事務所のアーティストさんが描かれたのでしょうけれど、
どんなお気持ちで描かれたのかなといつも思います。
返す返すも「ハグシチャオ」の終了が寂しい・・。
Rei Kosugiさん作の室内のやりとりはシークレットマイクによる
録音を聞かせていただいているような感じもしています。
場合によってはシークレットカメラの感も。
よって、読者は天井裏もしくは隣の部屋の壁際というような臨場感も。
[3315] 訂正します 投稿者:Rei Kosugi 投稿日:2007/05/07(Mon) 04:33
- 映画が出来てからプレスリリースって変ですね。
訂正します。(管理者様お手数かけます。直せるでしょうか? )
作品が完成。そのプレスリリース
↓
作品がクランクイン。そのプレスリリース
原作者特権ですね
ところでドラえもんの原作者藤子F不二雄さんは
私と同郷です。
世界で二億冊以上の本になり死後十年以上たっても
映画がつくり続けられるなんてアーティスト冥利に尽きますね。
先日、「ルパン三世カリオストロの城」でクラリスの声を演った声優(島本須美)さんがシアトルに来ました。ナウシカの声も演じた他、めぞん一刻、トトロ、アンパンマンにも出たそうです。彼女のファンへのコメントがコミュニティ紙(ソイソース4/25/07)に紹介されていました。
"…トトロの世界のような優しくなれる作品を通して
「できるだけ他人に優しく、人の心の痛みがわかる人になってください」と声優としてアピールしていきたいですね。”
と。
- [3314] 良いものは大事にしたいですね 投稿者:ジプシー 投稿日:2007/05/06(Sun) 22:34
- 姫川さま
さすがに芸術をたしなまれる方。いろいろな事にアンテナを張っていらっしゃる・・
観点も実にしっかりと見分けられているなぁと感じます。
なるほど、絵画クラブの作品も、細部への観察とこだわりがとてもよく伝わってきます。
映画「恋しくて」・・ 私もとっても見て見たいと思っているのです・・
が・・ 私の在住地の公開予定映画館はあるのですが、スケジュールがまだのようで・・ いつ、封切になるのやら・・
りみちゃんの映画が出来たらステキですよねぇ!!
10回くらいは見に行ってもいいです!(いや、何回でもですかねぇ!! 絶対DVDも買っちゃいますよぉ!!)
鈴木杏ちゃんも池脇千鶴ちゃんも大好きですよぉ~(あれ?私って浮気性ぉ??)
上野樹里ちゃんや蒼井優ちゃんも好きです・・(なんだそれ!ただのミーハーじゃないか!!)
ひょっとしたらただのミーハーなのかもしれません。
でも、女優さんだけに限らず今の日本映画ってとってもいいと思います・・
鳴り物入りの大作!!ではないけれど、本当に心にしみる作品が多いように感じます。(一時期日本映画の灯は消えたかのような時期もありましたけれど・・)
監督さんや俳優さん、また、それを支えるたくさんのスタッフさんの一体感をとても感じます。
どんな場面でも「良い作品を作りたい!」と想う気持ちがある所には、必然的に結果がついて来るのかなぁ・・と想います。
[3313] Rei Kosugiさん 投稿者:姫川 投稿日:2007/05/06(Sun) 22:22
- 今までで一番の出来だと思います。
ハイフェッツさん同様イマジネーションが豊かですね。
ジャイアンは日出克さんみたいな唄者になるのでしょうか。
ドラミーコの技は他に「ロングヘアー大回旋攻撃」とか、
「フラダンス攻撃」なんてもの面白いかも。
[3312] 矢継ぎ早の展開に眼が回りそう・・ 投稿者:ジプシー 投稿日:2007/05/06(Sun) 21:31
- Rei Kosugiさま
お休みを取られますか?
ゆっくり休まれてしっかり充電してくださいねぇ~
あまりの展開の速さに、追いつかない私・・
ジャーナル3の「くぅ~」の発音・・ 実は、私も大好きなんです。(なんだか魂をわしづかみにされるような・・)
「う」であって「う」でない音・・
ウチナーぐち特有の三母音なのかなぁ? と思ったりしているのですが・・
ただ、いぬの「クゥ~」とは気づきませんでした。
そして、あっという間にジャーナル4!
はずしてはいけないテーマを見事に作り上げましたね!
しかも、その後の展開を可能にするダブルストーリー・・
出てくる名前も、嬉しくなってくるキャスト・・
ストーリー立ても、短編ゆえに強引さもあるものの、とても簡潔にまとめていらっしゃる・・
最初から最後までとっても楽しく読めました。
お見事です。
ハイフェッツさま
なにやら、今回はとってもシリアスな展開・・
ちょっぴり怖い気もします・・
しかも、ちょっと長編気味・・
結末がくるまで、心の中の波立ちが治まりそうもありません・・(ドキドキ・・)
[3311] 極近未来ジャーナル4 投稿者:Rei Kosugi 投稿日:2007/05/06(Sun) 18:35
- 暫くコンピュータから離れた生活になる(筈な)ので #4をUPします。 皆さんに楽しんで頂けて本当に嬉しいです。
スペースと改行の加減がまだうまくないのですけど、
極近未来ジャーナル4
時 今日+x年xヶ月
所 南映株式会社 広報部
登場人物
南映 プロデューサー R部長 のせやすい
富士子プロ 脚本家 I氏 のりやすい
雑誌記者 Mさん
放送記者 Iさん
他マスコミ多数
設定
映画「ドラえもん大長編」第30回記念作品が完成。そのプレスリリース
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R部長 「え~。今作品、ドラえもんとのび太は登場しません。だからドラえもんの道具も登場しません。 そしてこの映画はミュージカルアニメです。」
(会場:ザワザワ)
Mさん 「ずいぶん定石破りですね。題名とテーマを教えてください」
R部長 「題名は『ミュージカル / ジャイアンと歌おう。ドラえもん三姉妹』
テーマは、そうですね。自分に向かう旅・・ かね?I君」
I氏 「実は富士子先生の残されたメモを整理しているとドラえもんにはドラミちゃんの他あと二人の妹が登場することになっていました。先生は名前も考えていて
『ドりみちゃん』と『ドレミちゃん』です。」
Iさん 「道具なしでどうやってストーリー展開するんですか?」
I氏 「ご存知ドラミちゃんはとてもやさしく、賢く、しっかり者です。今回は三姉妹のお姉さんとしてピンチの時は機転で一行を助けます。
が何と言っても、今回の主役は兄妹の3番目ドりみちゃんです。
シンガータイプのドりみちゃんは本当に歌が上手いのです。道具は出しませんが、歌で人と生き物の心を動かすことができます。東のみやこへ派遣されたものの、その頃の都の軽佻浮薄な世相とドりみちゃんのスペックがマッチせず。傷心を抱え星の島へ帰ってきたところから物語ははじまります。
ドレミちゃんはニュータイプの自己学習/成長型ロボットでまだ三才半です。かっわいいですよ」
Mさん 「ジャイアンは音痴で定着してますけど・・・・」
R部長 (思わず身を乗り出して)
「ワタシャね、自分が音痴だからだけど、ジャイアンのファンなのさ、いまどきあんな男の子らしい子いないからね。
で、この物語はジャイアンが少年からグッと成長する。淡い恋もし、音痴から心の唄者へ育つ… あわわわ 喋っちゃった。」
I氏 (R部長を責める目)
Mさん 「な~んかインパクトが弱い気がするんですけど」
I氏 (思わず身を乗り出して)
「んなこたない! ドりみちゃんの歌の力は凄いんだ、それにモノマネもするし
チョーダイ攻撃やヘッドボイスという技も繰り出すんです。あわわわ 俺も言っちゃった。」
R部長 (I氏を責める目)
Iさん 「ほうほう それで??? まだあるでしょう」(ペンでR部長を指して)
R部長 (又、身を乗り出して)
「ドレミちゃんの舌っ足らずな可愛らしい歌もいいんだ。それにね最大のピンチの時に助っ人が現れます。」
Mさん 「お、やっぱりドラえもんが出なくちゃ」
I氏 (破れかぶれで)
「違います。伯母さんの『ドラミーコ』が登場し、大音声攻撃をするのです」
R部長 (同じく破れかぶれで)
「旅を続ける中でドりみちゃんは自分のシンガータイプとしての自信を取り戻していく。そして再度東のみやこを目指す! ドレミちゃんは自分の夢を見つける!
ああ、自分を夢を消されようとしている今の子供たちに、私はこの作品を感じて欲しい。」
Mさん 「あのう。 シズカちゃんは?」
I氏 「ご心配なく。ちゃんと登場します。今やシズカちゃんだけですからね。美しい日本の女性言葉を話すひとは。
それと、え~ 声優ですが・・・・」
Iさん 「ああ、大体想像つきます。ドりみちゃん出来る人ってあの人しかないじゃないか。
ドラミーコも一人しかいない。ドレミちゃんもドラミちゃんも歌うんだったら やっぱKiraraの二人かな? ちがう?」
R部長 「プインポーン」

