『外であ・そ・ぼ』
Nature Capture さつまいも
「グリル de 焼き芋」
<ヤキイモ>
こんにちは、遊外王です。
今週は、余りの寒さに目がさめてしまった日がありました。
室温は18℃前後なのにやけに寒く感じてしまうもんだと思ってしまいました。
これまでの暑さに体が慣れてしまったからでしょうか?
こんな日は、仕事さえ無ければ庭の枯葉を集めて「落ち葉焚き」。
焚き火の中に、アルミホイルで包んだサツマイモを放り込んで「焼き芋」なんてぇのも、
オツなもんです。
去年まで枯葉や枯れた芋のツルを燃やして焼き芋を焼いていたのですが、
これがどうもうまく行かない。
焼けすぎたり、生の部分が残ったりで評判はいまいち。
そこで、遊外部長をお誘いして芋掘り大会を行なう事となり、初の試みをしてみました。
それは、アウトドアの定番の「バーベキューグリル」を使った焼き芋です。
そんな訳で、今週のお題は「グリル de 焼き芋」。
最後まで、お付き合いの程を。
【道具】
バーベキューグリル
米国の家庭では一家に一台はある、バーベキューグリル。
このUFO型のものは、収穫祭や、クリスマス等で七面鳥やにわとりを焼く時に使っているのを見た事があります。
余談ですが、遊外米国大使(旧:テキサス州駐在、現:バージニア州駐在)がこの型のグリルを持っており、七面鳥を焼いてくれたのですが、中まで綺麗に焼けている事に感心しました。
遊外王家では米国にも大使を派遣しています!!会ったことはありませんが。(遊外部長)
炭
大王様の自作の炭を使いました。
クヌギやナラの木で作った炭で、着火の良さが特徴です。
毎年、大王様が数回「ドラム缶での炭焼き」を行っていますが、
最近は近所に住宅やマンションが建ち始め、
消防署へ申請が必要になってしまいました。
そうなんですか。土地は広くて問題無いと思うのですが。
消防署にお芋の差し入れしたらどうですかね。オット収賄だ。(遊外部長)
バーナー(烈火)
着火には、2500kcalのカセットボンベ用のバーナーを使用します。
1分~2分で炭に着火が出来るため、新聞紙や小枝は不要でお手軽です。
商品名は「烈火」と言うものを愛用してます。(実売価格:¥3000前後)
2000kcal前後のバーナーはこの烈火に比べ実売価格が¥2000前後と安いのですが、耐久性と火力で劣ります。
着火以外の用途: 金属加工(暖めて曲げの工程に使用)、竹の加工(暖めて曲げの工程に使用)、アメリカシロヒトリの駆除等々
軍手
やきいも屋さんの手袋と言えば、軍手、それも手首の所の縁が緑色か紺色のものが定番です。
こだわりを追求される方は、これもポイントになります。
但し、新しい軍手は特に滑りやすいので、私の場合は大王様ご推奨の「ワーク・○ン」(作業員グッズの店)で皮の作業手袋を仕入れて使っています。
滑りにくい事と手で握った感触(柔らかさ)が軍手の場合より素手の感覚に近いので、「遊外」お勧めグッズの一つにしようかと思ってます。
それは良い。皮の軍手とはさすが大王様です。
本人の手を鍛えた状態ですから綿より良いに決まっています。(遊外部長)
タオル
縦に4つにたたみ、頭に巻く。
これで、前掛け(昔の酒屋さんがしていた様な物)+上記の軍手(布製)で完璧なやきいも屋さんファッション。
タオルの色は白、黄色、青、赤の無地の物がベスト。
僕は唐草模様の風呂敷が良いな。エッ用途が違う?(遊外部長)
あとは、Gパンとトレーナで完璧です。
炭バサミ
炭を追加する時に使います。
100円ショップで売ってます。
新聞紙
焼く時にこだわったので、食べるときもこだわりを持ちたいものです。
芋が焼きあがる迄の時間に、袋を作ってみましょう。
味も香りもさる事ながら、見た目も完璧なやきいもの出来上がりとなります。
(今回は時間が無かったので、袋はつくりませんでした。。。)
新聞の銘柄にもこだわりたいです。日刊スポーツが良いですね。
紙質の油の乗り方といい紙面のいかにも「イモ」って感じといい。(遊外部長)
サツマイモ
家庭菜園でサツマイモを作っている方は、掘って直ぐ畑で焼くのも風情がありますが、味の面では、ちょっと物足りない経験を持たれている方もあると思います。
ポイントとしては、サツマイモは焼く前に1週間程天日に干します。
干す事によって甘味が増しますのでこの手間を惜しまずに。
イヤー美味しかったですね。大王イモ(遊外部長)
【手順】
ご注意:
ここで記載している時間は、あくまでも目安です。
グリルの形状、炭の量、気温等で、かなりの差があると思います。
実際に試される場合には、「匂い」も判断の材料とされる事をお勧めします。
炭をグリルの中央に置きます。
炭の量は、両手ですくって1杯~1杯半程度(500g程度)をグリルの中央に置きます。
あまり炭の量が多いと芋が焼ける前に焦げてしまいます。
弱火でじっくりと言った感覚です。
バーナーで炭の火をおこします。
着火炭や着火用のオイルを使用する場合には、炭に着火後すぐに芋を焼かずに着火炭やオイルが燃焼しきった事を確認して芋を置く方が良いでしょう。
着火炭やオイルは物によっては、匂いが残る場合がありますので私は使いません。
バーナーで1分~2分程炭の中央を焼くと着火します。
焼き物には炭に勝る燃料無し。(遊外部長)
芋をならべ蓋をする。
着火を確認したら、炭を置いた部分を囲む様に芋をならべます。
中央に置くと焦げたり、焼けかたに
ムラが生じます。
後は、蓋をして10分~20分ぐらいで、やきいもの香りがしてきます。
この香りがしたら、軍手をして、芋を軽く握ってみると、「グニュー」とした部分と硬い部分がわかります。
当然ですが、この硬い部分が芋の焼けていない部分でそれを中央の火に向け、再度蓋をします。
「魚は殿様に焼かせろ」と言いますが、「おイモは遊外王」ですか。(遊外部長)
出来上がり
再度蓋をしてから待つ事10分~15分程度で庭中にヤキイモの香りが。。。。
蓋を開けて、軍手をした手で芋を軽く握ってみます。
全体に「グニュー」とした感覚であれが焼き上がりです。
さて、そのお味は? 焼いた芋の数20本(2kg以上だと思います。)でしたが、芋掘りツアーのお客様を含めて試食していただきました。
使用した芋は先週掘ったもので、天気の関係上あまり干す事が出来なかった芋でしたが、甘みは上々。
余ったもの迄全てお持ち帰りとなりました。
勝因は、炭とグリルだと推測しております。
我が家の2歳になる姫は本日3本目を握っています。
皆様も一度お試しあれ。 以上
10月22日 by 遊外王