『外であ・そ・ぼ』

Nature Capture 「椎茸の冬支度」
「椎茸の冬支度」


<しいたけ>

こんにちは、遊外王です。

庭の柿の葉もあと数枚、茜色した実が数個、野鳥が食べた跡も初冬を感じさせる風景の一つです。


さて、今回は「むかごの前の。。。」で紹介した椎茸のホダ木、5月中旬に菌を植え付けたものですが順調に菌が育っておりました。

通常でしたら、5月に菌を植え付け、翌年春に収穫の予定でしたが、冬に向けて横に積み上げていたホダ木を縦に並べる際に、いくつか椎茸の出ている物があり、大王様も私も驚きでした。


顔を出した椎茸は、直径2cm程度のものでしたが、半年で顔を出したのは、椎茸栽培を行う様になってからはじめての出来事でした。

前回は、近所の種苗屋さんから仕入れておりましたが、今年は山梨の種苗屋さんから購入しました。
菌が違うのか、気候が起因しているのか定かではありません。

多分、種類の異なる菌を植えた事と夏の湿度と暑さが長引いた為ではないかと思っております。

予想以上に早い収穫に驚くやら、うれしいやら。。。

企画変更


芽を出していないホダ木は、太陽光を遮るためのブラインドの中にならべられ、来春を待っております。

芽を出していないホダ木は例年と同じ様に日除けを付けてならべました。

今回は、椎茸の「冬支度」をレポートする予定でしたが、ホダ木には椎茸が生えてきており、このままでは霜にやられています。
何とか、自然の力だけで冬に椎茸が収穫できないか?

ここで、企画変更
【自然の力だけで12月に生椎茸を食べる事ができるか?】
なんだか、NTV「鉄○ダッシュ」の「ダッ○ュ村」風?って感じで、挑戦する事と致しました。

<育成環境>


大王様は晩秋に苗床となる温室で腐葉土を作るため、温室内にコンポストを作っております。 この、温室+コンポストの超エコロジーコンビで挑戦してみる事と致しました。

( 本来は、コンポスト内の枯葉の腐敗(発酵)する時の熱で苗床の温度が低くならない様にするために使用します。 写真はコンポスト内の枯葉の様子です。)

当然ですが、このコンポスト内の枯葉は春先に腐葉土として畑や花に使用します。


温室は、12月の明け方で18℃前後、昼間で30℃前後にはなります。

これを利用して、椎茸を栽培してみようと言う魂胆です。
ホダ木3本をハウス内へ移動しました。

<さて、結果は?>



移動して一週間、3つ頭をだしていた椎茸がッ!
たった一週間で、2cm前後の椎茸が直径8cm前後に成長しておりました。

食べ頃です。 とりあえず成功のようです。
しかし、ホダ木には先週確認した3個以外、別の椎茸の芽が出ていませんでした。
どうやら、温室内の温度が高すぎたようです。

<今後の課題>

椎茸が芽を出すのは14℃が下限の温度だそうです。 また、30℃以上では芽が出ないとも言われております。

(椎茸に関してはちょっと情報不足ですいません、勉強しまぁ~す。)

ちなみに、現状の温室の温度は、今朝8:00で23℃、11:00では35℃と椎茸の生育にはちょっと不向きの感があります。

よって、昼間の温度管理に課題は残ります。

以上、冬の椎茸のレポートでした。


12月19日 by 遊外王