サツマイモの伏せ床の作り方(大王様風)
温室の中に畳又は板で囲いを作りその中に堆肥(落ち葉+わら+米ぬかを交互に積み上げたもの)を30cm~40cmの深さで詰め込みます。
その上に昨年作った腐葉土を20cm~30cmかぶせます。
これで床(トコ)が完成。
この床(トコ)に種芋を並べて行きます。
この時、種芋が半分ぐらい土に隠れる様、溝を掘りながら並べます。
種芋を並べ終えたら、10cm前後に切った藁を5cm前後敷きます。
これで完成です。
【すいか】
すいかですが、
「種から作る苗達」で“台木なしで試行してみる”と報告致しましたが、
なんと大王様は台木となる夕顔の種を調達して
苗床を作っていました。(ここで訂正させていただきます。)
先週の金曜日に夕顔の苗の双葉が出始めましたので、
スイカ達の苗床に種をまき始めました。
【その他の苗達】
苗床でも無農薬が原則の菜園ですので、
腐葉土の中にいた“根切り虫”によって
いくつかの苗はギロチン状態でしたが、
大半は順調に育っております。
<茄子>
<トマト:おどりこトマト>
ポットに移植後2週間が経過し、だいぶ落ち着いて来ました。
<ピーマン>
ポットに移植する前の状態で約10%の苗が
根切り虫の被害に遭いました。
対策としてピンセットを苗床に常備しました。
(原始的ですが、つまんで駆除するために使用しております。)
【自然暖房】
「エコ菜園その1」で紹介しましたガーデンシュレッダーによる堆肥が
温室の暖房を担当しております。
今回はシュレッダーで裁断した木の枝、枯葉に藁とぬか、鶏糞、
それにサカタのタネで購入したバイオ21という物を加えてみました。
このバイオ21に含まれる微生物が植物等の分解を促進するものらしく、
確かに発酵が早まっている様に感じます。
堆肥に鶏糞を使っているので温室内に入るのを
ためらっていましたが、
鶏糞独特の強烈な臭い無く、
代わりにアンモニア臭が漂っておりました。
とは言っても強烈と感じる程ではありませんでした。
発酵中の温度を測定してみたら、温室内の温度は24℃前後なのに、
堆肥の中はなんと64℃もありました。
発泡スチロールの苗床には問題はありませんが、
この温度ではポットに移した苗達に直接の影響があると思われるので、
堆肥とポットを入れたトレイの間をあけて直接影響の無い様にしました。
温度制御は水分を少なくすれば発酵を抑制出来るのですが、
すぐに温度が下がるというものではありません。
とにかく、そんなこんなでなんともバタバタした春の入り口の一日でした。
以上、「種から作る苗達:その後」のレポートでした。
3月3日 by 遊外王