『エコ菜園3:土作り』

Nature Capture 「藁堆肥」
「藁で堆肥作り=土作り」


<堆肥>

こんにちは、遊外王です。

大王様の菜園では、環境への影響にも興味をもち「除草剤や農薬を使わない(使いたくない)」もさることながら、こだわりは「土」にもあります。

化学肥料を使わず、安心して食べることが出来る肥料を日々追求しております。
「落ち葉や庭木の手入れで出る枝や葉」で作る堆肥はガーデンシュレッダーでレポートしましたが、今回は藁(わら)を使用した「堆肥作り=土作り」についてのレポートを致します。

今回の藁堆肥の原料は藁、鶏糞(牛糞、ウサギの糞)、米ぬかです。

原料の調達

知り合いの農家からいただいたり、古畳を解体して調達します。
鶏糞 我が家のペット? の鶏小屋より
米ぬか 米問屋さんから調達


写真は、古畳を解体してほぐした藁です。

問題点 米ぬかと動物の糞を使用するため、
発酵時の「臭い」が強烈です。

対策としては、ご近所の住宅から最も離れた位置で堆肥の積み上げを行う事としております。

今回の堆肥作りには、EM(微生物群)の一種でサカタのタネから出ている「バイオ21」を使用してみました。
結果としては、堆肥場の1m近辺迄行っても強烈な臭いも出ずに見事に発酵してくれました。

堆積方法

1) 1.8m×30cmの板で「ロ」の字の枠を作り、藁、米ぬか、鶏糞、藁のサンドイッチ構造でこの枠の中を踏み固めます。

2) 30cmの枠の厚さに踏み固めたら、枠を引き上げ、また、藁、米ぬか、鶏糞、藁を順番に積み上げていきます。 この状態で上だけにシートをかけて完了です。


3) 写真は積み上げが完了した状態です。
この状態で3ヶ月程放置します。

今回は12月に積み上げ作業を行って、
3月中旬にサトイモの植付け用の肥料として
使用を開始しました。

暖冬のせいでしょうか、
それともバイオ21におかげでしょうか、
例年より早く堆肥化しました。

現状報告

夏野菜達の苗も成長して、トマトや茄子の植付けに使用されております。

この堆肥も写真の様にほとんど無くなってきました。
これも来週にはほとんど無くなるでしょう。
今のうちに庭の花用に土を確保しておかなければ、、、

堆肥に使用しなかった藁は、トマトハウスでは、
畝の間に敷いて雑草の防止と保湿の役割をしてもらっております。


ちなみにトマトは1段目の花が咲き始めています。

収穫は6月の後半ぐらいかな?

ちょっとだけ、科学の力(EM)を使った堆肥づくりでしたが、
その効果は今のところ「臭い」では絶大な効果でした。

堆肥の植物への効力は収穫後のお楽しみです。

以上、『エコ菜園3:土作り』のレポートでした。


4月7日 by 遊外王