『エコ菜園その4』
Nature Capture 「緑肥」
「朝霞堆肥化ヤード」
<荒川堆肥>
こんにちは、遊外王です。
さて、菜園の方もジャガイモの植付け、トマトハウスの組み立て等々が始まった春の頃の話です。
この時期に大事なのは土作り。
毎年、晩秋に集めた落ち葉で堆肥を作っておりますが、それだけでは足りないため、鶏糞・牛糞・腐葉土等を購入しております。
そんな中で、堆肥に関する情報をゲット致しましたので、レポートしてみました。
(情報入手および取材日が平日でしたので、取材およびカメラマンは大王様です。)
<契機(キッカケ)は口コミ>
菜園を訪れる方は千差万別で、親戚の方もいれば、
近所の方々もいらっしゃいます。
その方々の中で、堆肥をもってきてくださる方がおりました。
袋を見ると、なんと、お役所のお名前が記載されておりました。
その方のお話を聞くと、
「荒川土手の除草で刈り取った草で作った堆肥で、
無料で配布されているもの」との事。
(家庭菜園とは言っておりますが少々面積がありまして、冬に集める落ち葉の量も限りがあります。 また、最近の自然派栽培の流行で、大王様の落ち葉の収集場所にもライバルが登場している状況で今期の落ち葉の量は例年よりすくない状況でした。)
後日、大王様はその袋に印刷されている電話番号に電話して、無料配布に関しての質問をしたところ、「本年度の無料配布は終了した」との事。
また、「取りにいらっしゃれば、(袋に入っていませんが)お分けします。」との言葉に、知人の農家の人と堆肥を戴きに行く事となりました。
袋なんかは要りません、畑に撒いた後はゴミになるだけですから願ったりかなったりです。
引き取り場所は「朝霞堆肥化ヤード」 (朝霞市下内間木地先)
<荒川緑肥について>
荒川緑肥は、荒川の堤防の刈り草だけを原料としています。
水分、温度などを管理しての発酵で、品質は「肥料取締法」に基づき試験を行っているとの事。
(さすが! ぬかりはありません。)
窒素・リン酸・カリなどの成分も一般の農業用堆肥の基準を満たしているそうです。
<堆肥の引取り>
(取材・撮影はすべて大王様が行いました。)
場所は、我が家から車で15分程度の荒川の土手近く(秋ヶ瀬と呼ばれている場所です。)
堆肥は考えていたより適度に発酵しており、
これであれば充分と言って良いほど熟成しておりました。
<帰って来て>
農業用のトラック1台分の量を戴き、
同行の農家の方と半分ずつ分けました。
見た目は牛糞の様ですが、
良く見ると、草の形が判ります。
トラックに積み込む際もそうでしたが、降ろす際にも、空き缶やらビニール袋その他のゴミが混ざっており、分別しながらの作業でした。
荒川土手で採取した草でありながら、この様な状態であることは少し悲しい気分になります。
<感想>
by遊外王
これまで、何となく見ていた川の土手でしたが、国土交通省で日々管理されている方が居ることと、そこで出た廃棄物を有効利用しようという姿勢。
おお、なんとエコロジー! ひとつだけ残念でしたのは、犬の散歩の後始末をされない方や、空き缶やビニール袋を捨てていく方が多いと言うお話を聞いたことでした。
「朝霞堆肥化ヤード」には職員の方用の事務所がありますが、常駐していないとのお話で、堆肥を引き取る際に浦和の事務所からわざわざ出向いていただきました。
トラックに積み込む時も「お手伝いします」と言っていただきましたが、大王様と同行の農家の方2人で積み込みました。
<詳しい事は>
問合せ先:国土交通省関東地方整備局荒川上流事務所 管理課
電話 049-246-6364
尚、本レポートは国土交通省関東地方整備局荒川上流事務所 管理課のご協力を得て作成しております。
作成にあたって、管理課の皆様のご協力に感謝いたします。
以上、「エコ菜園その4」のレポートでした。
5月26日 by 遊外王