『外であ・そ・ぼ』

Nature Capture 「冬支度」
「冬支度」


<これは?>

こんにちは、遊外王です。

ここ、埼玉地区でも初霜が観測され、朝の景色が突然冬モードへの突入いたしました。

前回は、たくあんのレポートでしたが、今回は冬野菜の東の正横綱と小結の「冬支度」を紹介致します。

【白菜】

「おなべというたら~♪」、まず白菜が脇役の一番手。

主役は、貝や魚や肉に譲ってはおりますが、存在感、量、味ともに"いい味を出しております。

" 我が家では、毎年8月下旬~9月上旬に白菜の種を撒き、12月の後半に収穫しております。

9月17日

8月下旬に撒いた種が9月の中旬になると
本葉が数枚出てくる迄になって来ました。

種は、マルチに穴に2個~3個を蒔きます。


9月24日

この時期になると、葉の大きさが幅10cm前後迄成長しておりました。

しかし、これがどんな野菜の苗か?

一般の方々には見分けがつきにくいものと思われます。

この時期に"ウル抜き"をします。

このウル抜きをした白菜も絶品で、
煮びたしにしたり、塩漬けにしたりして食べてしまいます。

(お百姓さんや家庭菜園をやっている人の特権です。)

10月7日

少しづつ、葉が巻きはじめる兆候があります。

でもまだ、これが白菜になるとは信じられませんね。

写真は、種を蒔くときに、こぼれた種が畝と畝の間に芽を出したものです。

ウル抜きの際にあまり立派なので、そのままにしておいたら、こんなに大きくなってしまいました。

10月21日

この頃になると、なんとなく白菜かなぁ? って感じ。

でもまだ葉は巻いておりません。

これを葉巻と言ったりする。ウソウソ。

11月25日

11月の中旬から霜が降りる可能性があるため、
霜対策として葉を紐で縛ります。

「鉄○ダッシュ」では藁で白菜の葉を縛っていましたが、
我が家では、畳の縁の材料で縛っております。
(畳に関しては、後日レポートいたします。)

こうする事によって、白菜の中心部分は霜、低温から守る事が出来ます。

【里芋】

今年の里芋は、昨年より更に良い出来でした。
評判も良く、バックオーダーで、ここのところ、毎週10株程度を出荷しております。
(もちろん、市場ではありません。)

<成長記録>
7月8日

春先に植えた里芋が大きくなり始めました。
茎の直径は5cm~。
葉の高さは1m前後にまで成長しています。


8月25日

この頃になると、茎の直径は大きい物で10cmを超えており、また、葉の高さは1m20~1m50cm前後の高さにまで成長しています。


9月23日


里芋の初掘りです。
葉や茎は邪魔ですので、最初に切り取ってしまいます。

大王様特製のフォーク(農機具)で芋の両側に挿し込み、芋を浮き上がらせます。

あとは、茎を持って引き抜くと芋全体がぬけます。


堀りあげた里芋の中に、親近感のもてる形?
のものがありましたので、撮影してみました。

微妙な親近感です。


9月30日

この時期になると葉の高さは
高いところで1m70cmを超えていました。

ちなみに、写真の右側は"やつがしら"で、左側は里芋です。

区別する方法としては、茎が小豆色の物が"ヤツガシラ"で緑色のものが"里芋"です。

11月25日

いよいよ里芋の収穫時期になりました。

収穫した里芋は、1m程の穴を掘り、藁を敷いた上に積み上げます。

その上にまた藁を載せて。第一段階が終了します。

芋を積み上げた後の藁の上に、ゴザを敷き、その上から土をかけ、里芋の「冬支度」完了となります。


これで、里芋は春先まで、霜にやられずにすみます。

ちなみに、保存した芋は、種芋と食用です。
以上、白菜と里芋の「冬支度」についてのレポートでした。

9月17日~11月25日 by 遊外王