『外であ・そ・ぼ』

Nature Capture かぼちゃ
遊外王のかぼちゃドームの巻


<カボチャ>

こんにちは、遊外王です。

夏です!

今年も暑い夏になりそうです。(と思ったら、7月25日から急に温度が下がって、
今週はじめの暑さが嘘の様です。)

今回のテーマはかぼちゃ。

毎年作っているのですが、地面を這わせるとどうも
収穫にムラ(良く収穫出来る苗とそうでない苗の差)がでて来ます。

また、地面に直接実が触れると見た目も悪いので、
今年は、かぼちゃの3次元農法へのチャレンジをして見ました。

<かぼちゃドーム>


去年のかぼちゃから採取した種を苗床で発芽をさせ、
5月に畑に移植しました。

網でかぼちゃの畝を囲む様にドーム状に囲んで、
ここにかぼちゃを登らせる魂胆です。

すばらしい魂胆です。(遊外部長)
補足: 杭は知り合いの土建屋さんから
使えなくなった、足場用の丸太を戴き、
竹は地主さんの竹林から、
網は海苔網を「きんのり丸」さんからご協力を戴き、
低コストのドームとなっております。(皆様方に感謝! m(_”_)m )

パンプキン互助会ですね。食べるのはお任せ下さい(遊外部長)

6月3日


実花が咲き始めました。 かぼちゃもスイカと同様に蜂などの虫によって受粉が促されますが、虫の少ないところでは、人工的に受粉した方が確実に実をつけます。

仕立て方は、2本仕立てが一般的です。 実の数は1本あたり、4個前後が大きな実になる様ですが、大王様の場合には、5個以上成らせる事もあります。

6月17日


直径15cm前後のかぼちゃで「坊ちゃんかぼちゃ」というものを試験的に植えてみました。

このサイズ以上には成長しません。 レンジでチンして試食をして見ましたが、栗の様な触感でほんのり甘いものでした。

(こんなサイズでは、普通は末生り(うらなり)かな?と思ってしまいます。)

6月25日


やっと本線のつるが網を登り始めました。
登らなかった茎は、
強制的に網に絡めてのぼらせています。

イヤと言わないのが可愛いです。(遊外部長)

7月8日


網の途中の実も、こんなに生長して来ました。
7月下旬~8月初旬にかけての収穫となります。

7月16日

<かぼちゃ・ドームの内側>

つるは、かぼちゃ・ドームを覆い隠す程に成長して、ジャングル状態。
ワニとかピラニアがいたら本物ですね。(遊外部長)
中から見ると所どころにかぼちゃの実がぶら下がっています。
これぞ、3次元農法です。
4次元。5次元。6次元・・・(遊外部長)


<かぼちゃ・ドームの外側>

これがかぼちゃドームの外側です。
写真の向かって左側は重さに耐えきれなくなって
網が下がってしまいました。
風通しが良いからでしょうか、
病気にもなりにくくすくすくと成長してます。

海苔網も
   カボチャの重み
       耐えかねて
          (遊外部長)

【かぼちゃの収穫時期】


かぼちゃの収穫時期は、成り口(実と茎との境界の部分)を見て判断します。

左の写真のかぼちゃは、成り口近くの茎の部分が縦に割れて白くなっています。

これが、茎全体に広がったら収穫です。

収穫までには、2週間~3週間は必要でしょう。


茎のまわりの「縦われの白い部分」が茎全体に広がった状態で収穫時期を決定してます。

これで、美味しいかぼちゃが判ります。(写真参照)

カボチャって正直ですね。(遊外部長)
  食べ頃に 割れ目を白く カボチャかな
               (遊外部長)

【かぼちゃドームの結果】

収穫に関しては「大王様の畑訪問」に、他の収穫を含めた遊外部長レポートがありますので、そちらを参照してください。

うどんこ病等の予防用に若干の殺菌剤は撒きましたが、地這い(地面を這わせる)のものに比べて病気にかかりにくい事が判りました。

収穫物は、宙吊り状態ですので、形も良かった。

実の数も、地這いより数個多く収穫出来そうです。

要因として推測できる事:

実自体が地面と接する事が無い。(色、形とも良好でした。)
これはすごい(遊外部長)

雑草が生長しても、葉に影響しない。
これもすごい(遊外部長)

風通しが良い。
こりゃすごい(遊外部長)

葉やつるが重なり合う事が少ない。
本当すごい(遊外部長)

以上の事が考えられます。

今年が初めての実験でしたが、まずまずの成果が得られました。

【番外編】


かぼちゃドームを作らなかった苗は、
近くの植木(つげの木)に登って、
みずから三次元で成長してしまいました。

写真では判りませんが、
この木に5個のかぼちゃがぶら下がっております。

カボチャもおだてりゃ木に登るってか(遊外部長)
どてかぼちゃってのもありますね。(遊外部長)

by 遊外王