『うど』

Nature Capture 「春の味」
「うどの穴蔵栽培」


<ウド>

こんにちは、遊外王です。

暖かめの冬⇒暑すぎる春への突入があって、やっと、春らしい気候に戻りつつある今日この頃ですね。

早速ですが、今回のレポートは今年春の初の試み、「うどの穴蔵栽培」に挑戦したレポートです。

「地下貯蔵庫での栽培」

この実験をやってみようと思ったのは、「地下貯蔵庫」をレポートしていての事でした。

以前から、武蔵野ではうどを地下で「栽培」する話は知っておりましたが、時期や方法について全く白紙の状態でした。

4月~5月にかけての木の芽の時期となると、「たらの芽」と同様に無断で持っていかれる方が多いので、いっその事、一般の人が出入りの困難な「地下貯蔵庫での栽培」が良いのではないか?と考え、試験的に4株を2月の末に掘り出し貯蔵庫に入れてみました。

3月29日  毎週の様に、地下貯蔵庫にもぐって成長の状況を確認しておりました。

3週目に入り、芽らしきものがいくつか確認出来、
収穫への期待がふくらんできたのですが、
4週目には、関東を離れていたもので
5週目の確認となりました。
既に10cm弱迄成長したうどが
3本程確認出来ました。

<地下貯蔵庫の状況>

湿度 : 80%以上
温度 : 15℃~18℃
光   : ほとんど必要無し

<手順>

12月~2月頃にうどの根を掘り出す。

この時に出来るだけうどの周囲を大きく掘り、根を切らない様にする。 根の土を落とし、地下貯蔵庫に入れる。

我が家の場合には、関東ローム層(赤土)が丁度貯蔵部分にあり、保湿性が充分あると判断して、堀り上げた根をそのまま「放置」することとしました。
これに関しては、「藁や籾殻をかぶせる」方法もあるのですが、あまり湿度が高いところで行うと根腐れを起こしてしまうとの事でした。

これは、「ほのちゃんの野菜畑」というホームページの管理人をなさっているtktさんのご指導でした。


4月6日
大王様は、「藁を刻んでかけた方が良いのではないか」とおっしゃいましたが、「今年は実験でなにもしないで放置でやってみたい」と主張してご承認いただきました。
「放置」して6週間目に入ると20cm前後に伸びてきています。


4月12日
うどの放置状態が7週間目になり、長さも30cmを超えましたので本日4本を収穫し、夕食の食卓にならびました。

<実験結果>

●まず、地下栽培に関してですが、発芽時期を遅らせるのが目的であり、地下で行うそうです。(tktさんより) そういえば、TVでうどの収穫を取材していたレポーターは半袖で周囲から蝉の鳴き声が収録されていた様な記憶があります。

●我が家の人たちの口に入れる事が出来た。
これが今回の最大の目的であり、これは成功と言っても良いと思います。

●「うど」が赤い! スーパーで売っているうどは白いのに、、、赤い! by 遊外王妻
山うどには「赤」と「白」があり、うちの場合は「赤」でした。

考察:   収穫時期を遅くするための処置であるのに(収穫時期が)早くなってしまった。
この原因としては、
① 地下に入れた時期が遅かった。
② 暖冬の影響 の2つのうちのどちらか、もしくは別の事があるかも知れません。
この点に関しては来シーズンの課題としてとっておきます。
以上、『うど』の穴蔵栽培のレポートでした。


4月14日 by 遊外王