2008年の潮干狩り


●富津海岸の不思議な貝

3月8日に関東で一番早くオープンした千葉の富津海岸。その富津潮干狩り場に翌9日に行ってきました。

相変わらず、期待を裏切らないアサリの量でハマグリ交じりで楽しく遊べました。
アサリの身の入りも時期にしては立派なもので美味しく頂く事が出来ました。
潮が大きく引いたので沖のほうまで探検してきましたが、ここは沖に行ってもアサリが大きくなるわけでもなく、砂の質も掘りにくくなるので近場で十分です。

昨年生まれの爪の先ほどの可愛いツメタガイも結構いるので、見つけたら捕まえて下さい。受付で渡すと、多分お礼位は言われると思います。どこかのようにジュースはもらえませんヨ。(笑)

さて、アサリとハマグリは獲れたのですが、一つ変な貝を見つけました。
これが写真です。殻長は4.5cmほどで、何なんでしょうかねえ?

茹でると、長い水管がベローンと出て気持ちが悪かったです。おまけに味も悪い変な貝でした。
標本にしようと殻を水道水で洗っていたら、簡単にペキンと壊れてしまいました。
殻が非常に薄いので貝殻として海岸に流れ着く事はまず無いでしょう。
我が家の図鑑(結構詳しい)には載っていませんでした。

潮干狩りに行くと時々変わったものを見つけます。

後日、クチベニガイさんより「トリガイ」ですよ。とお知らせいただきました。
図鑑のトリガイは皮が剥けて真っ白でしたので気づけませんでした。
殻の薄さと黒く長い足で、確かに水管が、お寿司屋さんで出てきます。
潮干狩りで見つけたのは始めてでしたが、勉強になりました。
今度、見つけたら寿司にしてやる。ゾ


●今年の金沢海の公園のアサリは深い!!

2008年の潮干狩りを占うべく、2月28日「無理すれば」マークにもかかわらず、金沢文庫の仕事帰りに海の公園に寄って足首まで海水に浸かって(寒いです)30分ほど潮干狩りをして来ました。

結果はアサリの結構良い型を1kg程でした。印象としては、アサリの稚貝が少ないので、今年の5,6月は少し苦戦が予想されます。

それから、2月が寒かったせいか水温が非常に低く、アサリは砂の下深くに生息しています。特に大物は深いです。

この時期は3月になれば気温はあっという間に上がりますが、水温はそうは行きません。3月の始めも状況は同じと思いますので、アサリは砂深く生息していると思われます。

例年、熊手でひとかきすればアサリが出てきた海の公園ですが、今年は3かきを基準にしてみて下さい。15cmも深くに生息していたアサリもいました。

深くても、模様はいつもの綺麗な海の公園のアサリです。

試食したところ、身はまだ小さいですが味は非常に良かったです。
冷たい水のわりには頑張って身を付けているなという印象です。
これからは大潮ごとにグングンと身も殻も大きくなりますので楽しみです。

●海の公園の追加情報です。

砂浜の両端は風波で砂がたまりやすいのですが、海に向かって右手、バーベキュー場側から50mから100m程の場所に、不思議な砂の盛り上がりがあります。
通常はあんなところに砂がたまる事はないのですが、どうも、砂を上から補充したのでは?と思われます。最初に干潟が顔を出しますので、待ちきれない人は入りたくなりますが、アサリはまったく居ませんので御注意下さい。