カガミガイ超人の

カガミガイの砂は何処にある


潮干狩りで一際りっぱなお姿。
大きさもさる事ながら貝殻の厚みももったいないくらいのずっしりとした手応え。
砂浜に咲く真っ白なお肌に魅せられた潮干狩人も多いに違いない。
このカガミガイを砂を吐かないといって捨てる人が居る。
カガミガイ様に向かって何て事をするのか。

この私を引き付けて止まないカガミガイに
やはりこだわり続けた1人の男が埼玉にいた。
その名は カガミガイ超人

カガミガイ超人はカガミガイを愛するあまり
カガミガイ様と同じ真っ白なホワイトハウスにお住まいです。
ありゃ。偶然かな。まさか・・・・



殻長5cmから7cmもあるりっぱなカガミガイ。


カガミガイ超人の全面協力のもと(というか全面委託)、カガミガイの秘密に迫ろうと思います。

まず海水又は塩水で砂抜きをします。
これであらかたの砂は吐く筈ですが、最後に残る砂。
これが問題です。

最後まで残る一部の砂は何処にあるのかを解明しなくては。

そこで
カガミガイの解剖に着手。


まず上側の貝殻を取った後
残った左右の貝柱を切ってみます。
すると、下の写真の様になります。

写真では上部が右側の貝柱になります。 
この右側の貝柱の左下側に黒ずんだ豆粒ほどの固まりがあります。
こいつがあの「砂抜きをしても抜けない砂」の正体です。
この黒いところさえ取れば美味しく頂けると言う事ですから始末の悪い貝ではありません。


何!!砂肝の無いカガミガイがいた?!

カガミガイの中にわずかですが砂肝を持たない貝がいるという
新発見。
カガミガイ超人の5月2日に採取した50あまりのカガミガイの中に1個だけ
砂肝を持たない貝がいました。

実は自称潮干狩り超人こと私も何度も砂の無いカガミガイを食べており
どういう事かと思っていたところ
今度の新発見。

これは雄雌の違いなのか、(雄雌あるのかな?)
ハイ、あるみたいです。
生息場所なのか、それとも時期的なものか
又は大きさによるものなのか
(小さいものは砂が少ないのを確認しています。
よってお味噌汁などに入れたものは比較的食べられる。)
不思議ですが原因はもちろん不明です。

その後

どうも ”サイズによる砂袋説”が正しいのではないか?
という話と”胆石”、”ろ過器官”説が出て参りました。
(あくまでも想像の域を脱しておりません。)
サイズ : 4cm以下のもの(今回は1個~2個)が
砂を殆どかんでいなかった(by カガミガイ超人妻)

胆石説

内臓の手前に袋があり、この中に砂が入っている。
色はこげ茶色または濃い緑色で、
砂であれば、様々な色があってもよいが、
一様の色をしている。
このため、体内組織の一部でカルシウム等が
固まってできたものではないのか?

ろ過器官説

えさを捕食するための器官(鯨のひげの様なもの)、
えらの近くにあるため、
汚れた海水がつかない様にするためのろ過機関等
などの諸説出現。

カガミガイさん。本当の事誰にも言わないから教えて。