バブルのとき、セールスマンに勧められて三重県鳥羽市の
会員制リゾートを買わされてしまいました。
数回行くと回りの観光も厭きてしまい
こんなもの買うものじゃないとぶつぶつ言っていました。
そういえば、セールスマンが「裏にプライベートビーチまで付いています。」
とか何とか言っていたのを思い出し、
人跡未踏の山を乗り越えて行くと
確かに、何も無い浜が現れました。
やることも無いものだから、周りを掘っていると、
数年誰も掘らなかったんじゃないかと思われる、
でかくて えらく黒いアサリ。中には赤貝。
不思議とマテガイや馬鹿貝は出てきませんでした。
さらに沖で深く掘ると真っ白な大きなカガミガイが出てきました。
それ以来、アウトドア・クラブの副会長を務め、潮干狩り担当を引き受けています。
ところで、その貝を地元の漁師に見せると、「こんな物はこちらでは、食わん。」
と完全に馬鹿にされました。
今朝も暑い一日で始まりました。
太ももに日焼け止めクリームを忘れてひりひり状態です。
夏の潮干狩りに夢中になると、露出している肌はかなりの日焼けになってしまいます。
日焼け止めクリームは必須アイテムの一つですね。
写真は、いつも訪れる浜です。
(場所は事情により国家機密です)
病み付きになっています。
遠くの中州で潮が満ちているにもかかわらず堀続けている僕の姿は
変態アウトドア・オヤジに映っていることでしょう。
貝の<生息場所>
カガミガイは、真水を嫌い,どちらかと言うと河が流れ込む所を嫌います。
殻は硬くて分厚く、すごく強靭な体力を持っていますが、真水だけは即死状態です。
以前もって帰るのに失敗したときに発見しました。
身が塩辛いのそのせいではないでしょうか。
沖にぽっかり浮かぶ中州などが彼らの好む場所です。
確かに、私がいつもカガミガイを獲っている場所には流れ込む川がありません。
また、以前潮干狩りをしていた、千葉の方面では、
いたるところに川があり、カガミガイも居なかった事を記憶しております。
<収穫の一部公開>
写真でもおわかりのように氷を入れながら水温を10度台に保ちながら砂を吐かせています。
家内も急いで近所に配っていました。
「あの暑い中ご苦労様。」と、全員に言われたそうです。
<気づいた事>
周りの土が,砂か粘土質かによって
カガミガイの裏側の色が変わっているのを発見しました。
砂質の場合は,真っ白。
粘土質の砂の場合は、黒ずんでいました。
<御注意>
漁業組合によって、規制がある所は掘れません。
規制がある所ところでもカガミガイだけを掘ると頼めば
掘れる可能性もあります。
カガミガイを獲る漁師さんはいない様ですので。
<耳よりな話>
今年の春に、伊勢に行った時地元の人に聞いたところでは
大潮のとき、逃げ遅れる蛸を狙う漁。
岩をひっくり返して採るとこぶし漁。
などが出来るそうです。
カガミガイは関西にあっても、白く美味しく美しく
宝塚少女歌劇のように人々を引き付けているのであった。
カガミガイ超人第2号へのメール