手順その1
潮水に浸けて、1日程暗い場所に放置して、砂をはかせる。
これは、砂肝以外の入出水管の中の砂をはかせるために必要です。
カガミガイは、 ほとんど砂をかんでいないものが多いのですが、
念の為この工程を手順に入れて下さ い。
手順その2
ビニール袋に入れて、冷凍庫に入れる。
時間は冷凍庫の種類によって異なると思いますので、
完全に凍ったと思われる時間で取り出して下さい。
手順その3
自然解凍をする。
貝の表面の氷が溶けるか溶けない状態でOKです。
(中身が半解凍状態ぐらいが丁度 良い様です。
あまり解凍しすぎると貝柱でしっかりと口を閉じる場合がありますの で、
解凍しすぎないのがコツです。)
手順その4
貝が半解凍になったら、貝剥き器を貝の口にあててこじる様にして開けて見て下さ い。
簡単に口を開きます。
手でもやってみましたが簡単に開く事が出来ました。
半解凍の状態をつかむ為に、解凍の途中に何回か貝剥き器で試して見る方が良 いと思います。
手順その5
貝の口が開いたら、下側の貝柱を貝剥き器で切り取り身を取り出します。
上の写真で青色で囲まれた部分が砂肝です。
手順その6
砂肝を取る。 砂肝の部分を包丁等で切り取ります。
切り取った後は、水洗いをし、完全に砂肝 が取れているかを確認して完了です。
後は、酒もしくはみりんにつければ、下拵えが完了します。
あとは、お好みの調理でお楽しみ下さい。
カガミガイの冷凍レポート
(この項は「獲れすぎたアサリの保存方法」に書いてある内容と同一です。)先週の金曜日(2000年8月18日)に、釣りに行くための氷を作成するために、
冷凍庫の中身を整理して いたら、50個程のカガミガイが出てきました。
例の(4月22日に)パンチUFO氏と の潮干狩りの日に採取したものです。
冷凍焼けで食べられないかと思いましたが、さにあらず、
解凍した姿は、4月23 日の姿そのものでした。
早速、砂肝を取り、醤油、酒を使って茹で、湯で汁とかが み貝で
「カガミガイご飯」を作ってみました。
帆立飯に近い味わいで、あさりとは違った風味の「貝飯」となり、
串焼きよりヒット いたしました。
また、冷凍調理法の効果は抜群で、
50個をさばくのにたいした時間はかかりません でした。
来年は、串焼きより、貝飯を考えたカガミガイ掘り(大き目のやつしか捕らない)
を決意しました。(by カガミガイ超人)
何と4ヶ月近くたっても美味しく食べられるとは!!
やはり、カガミガイは貝殻も身もしっかりしています。(by 潮干狩り超人)
カガミガイには弱みもあった
厚い貝殻。大きな丸い形。思いっきり強そうに見えるのですが真水にはまるきりの様です。
深い所に住んでいるのも急激な雨等から身を守るためかもしれません。
川の流れ込む河口や汽水域にはカガミガイは居ないようです。
持ち帰るときや保存の時に身奇麗にしてあげようねなどと
カガミガイをゴシゴシ水道水などで洗わないでくださいね。
洗うのは調理する直前にしてください。
「カガミガイは真水に弱い」の情報に関しては「鳥羽のアウトドア副会長」
より情報を頂きました。ありがとうございます。
今回の詳細レポートは埼玉在住のカガミガイ超人さんの
全面協力によっています。
文、写真共カガミガイ超人さんより提供して頂きました。
尚、私が若干のチャチャを入れております。
カガミガイ超人様。本当にありがとうございました。
これで カガミガイのファンが1人でも増えることを期待します。