6 水を替えて同じことを何度か繰り返し、時々食べてみて砂が残っていないか確認する。(身がくずれそうになってもまだ砂が残っているときはあきらめましょう)
7 残しておいた温かいゆで汁(冷めていたらもう一度沸騰しない程度に沸かし直してください)にザルごと静かに浸け、身が温かくなったら取り出す。
ポイント1:ゆでているときに身が落ちてしまうようならゆですぎです。
ポイント2:ゆでるときはうまみを逃さないために沸騰させないようにしましょう。
☆ゆでたてを生姜醤油でいただくのが一番美味!!
グラタンやシチューに入れてもおいしい。
天ぷらもおいしいですが、はじけて危険なので気をつけましょう。
左回しと右回しで砂の取れ方は違うのか。
潮干狩り超人の検証レポート
1 本当に左右で違いが出るのか試してみました。方法はまずシオフキを茹で口を開いたところで冷水につけます。
そして、剥き身にします。
2 ざるの上で右回しに良く洗います。
いやはや、カニの子供が沢山入っています。
カニが入っているのは岩が近い場所の特徴の様で
貝が食べた訳ではなく貝の中に住んでいるらしいのだが
ともかく、砂とカニが出なくなるまで洗います。
3 そして、下のボールの水を新しいものにしてもう一度右回しで洗い
もう砂が下に落ちないのを確かめます。
4 砂もカニも出ないのを確かめたら、もう一度ボールの水を入れ替えます。
5 今度は左回しで洗います。
これで砂が出るようなら左回しは確かに砂が抜ける事になります。
6 左に回し始めてすぐ、カニが続々と出始めました。
出るは出るは何匹出たのだろう。
さっき右回しで取れなかったもっと小さいカニが続々出てくる。
貝の数の半分位は出てきました。
7 砂はあまり目につかなかったが、
右回しでかなり徹底的に洗ったのでそのせいでしょう。
左回しだと貝がめくれるように洗う感じがして内部のカニが出てきたと思われます。
8 ひょとして、砂が出ないと言ってガリガリ食べている中に
可愛い子ガニもいたのではという大疑問。
ともかく、結論は左と右は大違いと言う事です。
確かに左回しはものすごい効果があった。
これは仲間のバカガイでも同様でしたので必ず左回しに回しましょう。
9 食べてみた感想。
ハイ、立派に砂は取れておりました。
カニもいなかったと思います。
少し位いてもカルシウムだ。食べちゃえ。
砂抜きバカガイ販売の謎
木更津の厚生水産で砂を抜いた生きたバカガイを買って食べたとの情報にこれはどういう事かと調査開始。もっとも、私はきんのり丸さんに聞いただけなんですけどね。
何しろ、砂の抜けないバカガイの砂が生きたまま抜けるとなると有史以来の大発見。
国民バカガイ大賞授与ものです。
そこで、きんのり丸さんから厚生水産に聞いて頂いたところ
結論から先に言えば特に秘密は無いそうです。
てっきりバカガイに一服盛る秘薬でもと思ったのに。
アサリと同様に海水に入れておくだけとのことですが、
アサリの様に素直に砂を吐かずに、時間がかかるそうです。
バカガイはアサリに比べて弱いので浸けておくうちに鮮度が落ちて
あまり、一般にはお勧めは出来ないそうです。
つまり、新鮮な海水が近くにある事と
水温が上がらない様にする事。
両方、私達では無理ですね。
砂抜きが完了する前にバカガイのご臨終必死です。
バカガイの
精気も砂も
抜け落ちて
潮干狩り超人
やはり、私達はバカガイの元気なうちに半茹でにして、
ボールで洗う上記の方法がベストのようです。
しかし、バカガイの砂抜きに挑戦するなんて、偉い!!
厚生水産は日本橋の三越にも支店があるそうですので
今度、寄ってみよう。
でも、今年(2000年)木更津周辺では青潮が発生してバカガイは壊滅状態だそうです。
ポカーンと口空けてるからだよと言いたくなっちゃいますが可愛そうです。
しばらくは砂抜きバカガイも食べられませんね。
青い海
青くなりすぎ
苦い海
潮干狩り超人
きんのり丸さん、色々情報ありがとうございました。
江戸っ子による新バカガイ砂抜き
めくるめく、バカガイめくりの世界へのご招待
・・・・・・・・・・・さて、そういうわけで、バカガイは大漁だったものの、問題は下ごしらえの砂抜きです。
HPをプリントアウトして、まずは30個くらいをそのとおりにやってみようと剥き身にしました。
で、しげしげと砂はどこだといじりまわしているうち、面白いやり方を発見し、
けっこううまくいったので、御礼かたがたお知らせいたしますね。
剥き身にするところまでは同じです。
はい、添付の画像を見て下さい。
これが剥き身ですね。
上から見ると赤いところが砂です。
外套膜の下に砂が透けて見えます。
今度は横から見ます。
外套膜をまくってみると、ありますねえ。
あっ、何、何?(バカガイ)
で、まくりついでに足と入水官を指でもって、中指の腹で、矢印の方向へ、ぐっと押すと‥‥
や、やめてよ(バカガイ)
おおっ、
なんと貝がおちょこのようにきれいにひっくり返るではありませんかっ。
お、お代官様~ あれ~(バカガイ)
あとはざるに入れてふり洗いすれば、簡単に砂は採れます。
砂を取られたら食べられ放題食べられてしまう。
恐れ入っちゃいました。
でも私って美味しいでしょ。
(バカガイ)
小さいものは、その形のままぬたでもサラダでもグラタンでも入れてしまえば良いですし、
大きいもので、見栄えにもこだわりたいという時は、もう一度ひっくり返してもどします。
ショウガ醤油で食べた分はもどしました。いや、ほんと~~~においしかったです。
文とイラスト:江戸っ子
バカガイとシオフキに関しましては少々の事では砂は出し切りませんので
持って帰ったら水道水で表面を良く洗って、すぐに茹でてしまうのが
美味しく食べるコツです。
バカガイに寄生虫疑惑の謎
ゆでたバカガイ3兄弟。色は赤いものや黄色、オレンジなど様々。味には変わりは無いようです。赤いほうが美味しそうに見えるかも?
さてバカガイの砂を洗っていると貝が大きいだけに不思議なものを発見することがあります。
これは、寄生虫の様にも見え引っ張るとスルリと抜けたりして余計疑惑が広がります。
半分顔を出している様子です。透明なものや赤、オレンジ、黄、色々です。オレンジは良く見るとまだらになっています。肉眼でこれを見れる人はものすごく目の良い方です。
そして、周りを取ってその疑惑物体を引っ張り出します。いくつかの法則があって片方の先端が細く、くるっと丸まっています。そしてその部分は透明です。
3つの疑惑物体を載せましたが皆微妙に色や形も違います。長さはバカガイの大きさにもよりますが、2~3cm。
これは、何だという疑惑がわくのももっともですが、これはどの二枚貝にもある「晶体」というものだそうです。
全ての二枚貝類には歯舌も口球もありません。消化管の前部は単純で、唾液腺や食道腺は発達しません。胃には1対の消化腺が付属します。胃の内部には消化酵素を含むすりこぎ状の晶体=晶桿体(crystalline style)が発達します。腸は長く、足の中で何度も螺旋を描き、肛門は出水管の基部付近に開口します。
他の二枚貝にも必ずありますので貝の一部です。食べても全然大丈夫、というか人に聞かれるまで、そこまで詳しく解剖をした事もありませんでした。
あまり、写真をジーッと見ると変な気持ちになるのでやめましょう。
ジーーー。