見た目が無骨で殻も厚い
アサリに普通にあると思っている綺麗な模様が北海道のアサリにはまったくありません。模様の痕跡を探しましたが殻頂が剥げて白いくらいで、模様らしきものは見当たらず。
商品価値として見た目がこんななので、なかなか入ってこなかったんじゃないでしょうかね。並んでたら多分綺麗な模様のほうを、少し高くても買うと思います。
あと、調理後の殻が厚くておまけに開き方が大胆です。東京湾のアサリはこんなに開いたかなあと思って比べてみたら、まあ東京湾のアサリも色々で、大胆なものもありました。ただの個体差のようです。
味は美味しいアサリでしたが殻が厚いのでその分、容積的な問題で身のほうにしわ寄せがきているのかなという印象は持ちました。重量でいうとどうしても殻の分が重くなるハマグリと同じ悩みです。今は9月なので時期的なものもあるのでしょう。
本日のアサリは北海道産とはいっても最大のものが殻長47mm程でしたが、何か力強さを感じる殻の厚みとゴツゴツした表面の手ごたえに、北海道の海に眠るという10cm級の巨大アサリの片鱗を想像する事が出来ました。
でも、なぜ北海道のアサリには模様が出ないのだろうという疑問は常にあって、北海道だけは地質的に本州以南とは違うらしいと聞いた記憶はあります。海は繋がっているので地質の違いが一番大きいと思うんですが。