2012年潮干狩り復活


●再起の春

2012年3月24日、朝日新聞の夕刊に 「潮干狩り再起の春」 という6段の大きな記事が掲載されました。
当日は木更津の金田以外の潮干狩り場がオープンした日で、午前中に木更津中の島で撮影された潮干狩り風景も掲載されていました。

ただ当日は非常に寒い上に小雨交じりで、初日とはいえ子供連れにはハードルが高かったようです。掲載されていた写真も親子連れ4人の他には後方に2人の潮干狩り客がいるのみで、中の島大橋が寂しげに写り込んでいます。
記事によると親子連れが数十人との事で寂しい初日だったようです。
木更津と富津を合わせた潮干狩り客は、例年の60万~70万人に比べて昨年は19万人だったそうで、今年を再起の年にしたいところでしょう。

そこで一番問題になるのが放射能の影響です。
記事によると
木更津市では3月上旬から市内6カ所の潮干狩り場の砂や海水を検査し、全てで放射能物質は不検出。
3月10日にオープンしている富津潮干狩り場では、干潟の空間線量を毎日計り、潮干狩り場に張り出している。

また、ホットスポットが報道されるたびに話題になるセシウムですが、ホットスポットの河川から検出されたセシウムで汚染された底土が海に流れるのではという疑問に対する、海洋生物環境研究所の御園生淳・生物参与の話で、記事の最後が締めくくられていました。
「泥についた放射性セシウムは水にとけにくく、魚介類に取り込まれにくいと言われている。現状で潮干狩り場の海水や砂からもセシウムが出ないのであれば、安心材料にはなるだろう」 と話している。(原文)

木更津、富津の潮干狩り場に関して言えば、数年前からのカイヤドリウミグモの時にも事実を正直に公表してきた歴史がありますので、今回も以降も事実の隠蔽、改ざんの類は無いと信じて良いと思います。

●横浜の春

朝日新聞に木更津の様子が掲載された翌日の日曜日、横浜野島海岸の様子を見てきました。
天気予報は晴天でしたが、途中で2回通り雨もあったりして不安定な空模様の上、お日様も雲に隠れてだんだん寒くもなってきました。
予報は北風の筈でしたが東風も少し吹いてきて潮の引きも悪い日でした。
人出も例年に比べると海の公園ともども少なかったです。
昨年の人出の影響でしょうか、アサリは小さいながらも沢山いました。
一ヵ月後が楽しみです。