マラソンプラスというタイヤ


サイクリングに出かけて2㎞程走ってみたが、後輪が周期的にバウンドし始めている。後輪を良く見るとタイヤがひび割れ、一部が膨らんで、今にもチューブがプックリ出てきそうな状態。タイヤはパナレーサーで、まあ短い命だったなというのが感想。そこで空気を少し抜いて圧力を下げ、注意深く走りながら家に戻ってきた。


そして今度は丈夫なタイヤにとシュワルベのマラソンプラスに交換する事にした。シュワルベのマラソンは今も使っているが、マラソンプラスを使うのは始めての事。


特に何も考えずマラソンプラスに交換した。しかし、この装着方向は間違っている。
交換して乗ってみると、ともかく走行が安定せず左右に後輪が揺れる。急カーブなどで車体が傾くと後輪が外側に流れて危ない事この上ない。
そこで初めて装着方向が逆になっていることに気が付いた。
ブロンプトンのグリーンタイヤやマラソンでは特に装着方向の指定はなかったのだが、マラソンプラスには装着方向があったのだ。

確かに方向がある



タイヤを良く見れば方向性があるのはすぐに気づくはずなのに、マラソンのつもりで付けてしまったのだ。逆に装着した場合、タイヤが傾くとサイドの斜めの溝のためにタイヤが外側に流れてしまうのだろう。大体、表面が硬くて、新しいうちはただでさえ滑りやすいタイヤなのに、逆に付けたのでは転んでも仕方ない。前輪はコジャックだったので後輪だけのスリップで済んだが、前輪も一緒に逆方向に取り換えていたら、氷の上を走る様な恐怖を感じた筈。


タイヤもよく見れば回転方向が書いてあり、これは横から光を当てて見やすくしているが、実際にはこのROTATIONという文字は非常に見つけにくい。




さて、回転方向をひっくり返したら嘘のように安定した走行が出来るようになった。
ただし、カチカチの硬いタイヤはどうしても滑りやすい。しばらくタイヤが道路になじむまでは速度は上げないようにしたいと思っている。

マラソンの交換時期は溝が見えにくくなったら、交換しないと危ない。溝の底が地面と擦れ始めると穴が空くまでの時間は意外と短かかった。
マラソンプラスはどうだろうか。長生きしてくれるとありがたいのだが。

スリットタイヤであるコジャックの寿命も外から見るのは難しい。私は前輪にしか使っていないが、後輪だとあっという間に減ってしまいそうな気がする。ただ、コジャックは空気を抜くとペナペナになって、新品と比べれば指でどの位減ったかが分かるので、そのあたりが調べる方法としては確実かなと思う。