チタンブロのBBをタンゲに交換する




チタンブロンプトンのBBも前回と同様にTANGEのLN7922に交換する事を考える。シャフトの長さはもちろん、他人には薦められない110.5mm。


ブロンプトン純正のBBでは、クランクがかなり飛び出して折り畳みの奥行きに影響があるため、ギリギリまでクランクを中に入れて折り畳みの奥行きを薄くしようというわけだ。


買い求めたのはTANGEのLN-7922 68-110.5。値段は3,000円ちょっと。
届いたBBの箱を開けてみる。



手でもここまでは簡単に分解できたのだが、以前と少し変わった所があった。仕様が変わったのか、ベアリングの色がオレンジからブルーになっているのと、BBシャフトにあるベアリング用のストッパーが盛り上がっていてベアリングの内側のリングを覆い隠す仕様になっていた。以前はフリーの状態だったカバーも右側のカップと接着されていて外せなくなっている。カタログの写真とは違うようなので詳細は判らないし、手元にあるほうが旧型の売れ残りなのかなと思ったりもする。


前やったときはベアリングの内側リングが見えていたので金具でトントンと叩くことでシャフトからベアリングを外せたのだが、今回はストッパーで隠れていてトンカチ方式は無理。どうすればベアリングを外せるのだろうか。

それでもやるよ



仕方が無いのでシャフトのストッパーとベアリングの間にカッターナイフを当ててトンカチでたたいて隙間を作り、ドライバーを次々と大きくしてベアリングを外すのに成功。


そしてシャフトを左右逆にして装着完了。左右を差し替えないと右の出方が足らないため、チェーンがフレームにこすれる。


一応、比べてみるとシャフトの長さが随分違う。オリジナルBBが119mm。下のタンゲLN-7922 68-110.5が数字の通り110.5mm。つまり全体で8.5mm短くなることになる。シャフトの左右を入れ替えたため、右は少しだけ短くなり、左は大幅に短くなる。



オリジナルBBの重さは247g。


タンゲタンゲLN-7922 68-110.5の方は233g。わずかだが12gほど軽くもなる。


そして完成



そしてめでたくタンゲLN-7922 68-110.5を装着した左側クランクの付け根の状態。あと2mm位中に入れられそうという悪魔のささやきも聞こえたが、もう止めておこう。


右側ももう少しでチェーンがこすれそう。3/32インチの細いチェーンなのでギリギリだが、1/8インチだとこすれていると思う。

仕舞奥行き27cmへ



そして、タンゲLN-7922 68-110.5を装着した後、仕舞寸法を計測してみると、きっちり奥行き厚さ27cmを実現した。この27cmが移動の際にどれだけありがたいかは使ってみた事がある人しか判らない。ブロンプトンより軽い自転車はあるが仕舞寸法の奥行きが厚いために、持ち重りがしてブロンプトンの方が軽く感じる。いや軽く感じるのでは無く、重心が体に近いほど物は軽いのだ。