それでは作業開始
キャリア・ブロックをランチョンマットに乗せてみると大体4つ分位は楽勝で取れそうだ。
ランチョンマットを縦に4等分してみると、もう何個か出来そうだがあまり沢山出来ても仕方が無いので、余裕を持って当初の予定通り4個を作ることにする。
今回のエポキシ樹脂は予算上100円ショップのエポキシ樹脂を使うことにした。非常に硬くもろいので問題も多いのだが、値段には替えられない。柔軟剤などが入っていないためサラサラして布に染み込みやすいのは便利な面でもあり、すぐに硬化が始まるのは使いづらいとも言える。
まず最初にベースとなる面に四角にエポキシ樹脂を染ませて平らに固める。
大まかにランチョンマットを切ってフロント・キャリア・ブロックに絡ませ、エポキシ樹脂を染ませる。ゴムとスポンジで固定し、固まるまで放置。この作業からはブロックが2個しかないので2個ずつ2回に分けて作業する。
2回目作業開始
一回目の型が完成。ランチョンマット一枚では薄いので、まだ強度が足りず押すと曲がったりする。
2回目の貼り付けは上部を補強するため、まず上からかぶせるように張り合わせる。この部分に一番力が掛かるため、ここだけ丈夫にしておけば結構丈夫な事が第一回目の自作で判った。
そして、フロント・キャリア・アタッチメント4個がめでたく完成。穴あけはカッターナイフで大体の大きさに開けた後、カチャカチャ合わせながら広げていった。
表面を綺麗に磨いたりすると、より完成度が上がるのだろうが、売るわけでもなくどうせ布で隠れる部分なので、このままでOKとした。自作も2回目になると手抜きが激しくなるようだ。
フレームの取り付け
アタッチメントの方が薄いのでネジで取り付けると割れる可能性があるため、100円ショップの金属製の水切りと接着することにした。鉄製のアミにはビニールコーティングがしてあるため、セメダインのEP001Nで仮止めする。とりあえずは接着するので次の工程に移る。
こっからはガーゼをアミに絡めて接着することにする。
この状態で固まるまで待ち、ガーゼに切れ目を入れて反対側に回す。
回してきたガーゼの先端をアタッチメントに接着し固める。
全体にエポキシ樹脂を染ませて全体が一つに固まる様にする。
反対側もエポキシ樹脂を染ませるとカチカチになる。どちらにしても、強度はさほどでは無いはずなので、あまり重いものは乗せられない。
フロント・キャリア大臣
何だかんだでフロント・キャリアが沢山出来た。
①ブロンプトン・キャリア・フレーム
②ブロンプトン・キャリア・フレーム(Sバッグ用)
③自作第一回作品にステンレス製のフレームを付けた物。ネジで止めるようにしてあるので、金具の交換は可能。
④自作第2回作品。フレームは100円ショップのプラスチック製で少ししなる。総プラスチック製のため非常に軽く115g。
⑤自作第2回作品に鉄製のフレームを付けた物。
⑥⑦予備のキャリア・アタッチメント。
それぞれバッグがあって、
①オリジナルのブロンプトン・キャリア・フレームに対応したバッグ。普通のバッグを改造したもので沢山物が入る。
②オリジナルのブロンプトン・キャリア・フレーム(Sバッグ用)が取り付けられるバッグ。いつも10Kgほどの荷物を載せており、そのうち壊れるかもしれない。走行時は非常に注意している。バッグは自作品。
③自作第一回のフレームにお買い物用のバッグを装着。といっても重いものは乗せられないと思う。
④総プラスチックのキャリア・フレームと金属類を使っていない非常に軽い自作のバッグで小型のため使いやすい。重いものは多分不可。
⑤小型パソコン用のバッグを改造して自作のフレームをつけた物。バッグがしっかりしているのでとても使いやすい。難点はパソコン用のため内容積が小さく物があまり入らない。
⑥⑦予備品
上のバッグ類を表側から見たところ。
改めて、お手本のキャリア・フレームを見てみるとさすがに美しい。売り物は確かに出来栄えがまったく違うのだが定価7,500円ほどする。壊れた時のショックはたぶん大きいはず。
自作の方は壊れても予備があるしショックは多分少ない。
純正のキャリアフレームの積載量は10Kgが上限と書かれているが、実際にはどの程度まで大丈夫なのだろうか。実は私は最高16.45Kgの荷物を20Km強の距離運んだことがある。10Kgを少し超えるくらいはいつも乗せているので、このキャリアフレームが思いのほか丈夫なものなのが判る。ただし16.45Kgの荷物を載せたときには、段差などは非常に注意して、ショックを与えないようにゆっくり注意深く走った。それでも結果的に壊れなかっただけで、キャリアフレームの寿命は間違いなく縮んだはずだ。