
左が取り替えたシュー。右はデュアル・ピボットに付いてきた純正旧型のシュー。最初のものは、普通ゴミで写真を撮る前に捨ててしまったので無い。形は右のものと似てシューとゴム一体型の黒いものでネジ部分が違った。
そして、ブレーキをかけるのに異常なほどの握力が必要だったため、キャリパーのバネをペナペナに緩める。

もう一つ、いかにも精度の悪そうなプラスチックのブレーキレバーを日曜大工店にあった安物のアルミニウム製に交換。
この段階で一応乗れる状態になったのだが、しょせんはシングル・ピボットの限界か、まだ安心して身を任せられる状態とは言えない。緊急時にピタッと止まれる保障はあるのだろうか。
そこでブレーキだけはきちんとしておこうと思い、リア、フロント両方ともブロンプトン純正のデュアル・ピボット・ブレーキ・キャリパーに取り替える事にした。フロントのみ旧製品の売れ残りがあったので、かなり値段が違う事もあり、そちらを求めることにする。
ブロンプトンは小さく折り畳めるが逆にスペースに余裕がない。スペース的に余裕があればデュアルの・ブレーキ・キャリパーなど安物がゴロゴロあるのだが、やはり純正以外代わりは見つからない。

台湾製のブロンプトンに付いていたシングル・ピボッドのブレーキ・キャリパー。来週の金属ゴミに出す予定。
さてブレーキ・キャリパーを取り付ける段階になってフロントのブレーキは場所的にも余計なものが無く簡単に取り付けられたのだが、リア・ブレーキの方はリア・キャリアが邪魔をして中々上手くいかない。結局、リア・キャリアを一度外す事によってブレーキの取り付けも成功した。一瞬、純正ブレーキは台湾ライセンス車には取り付けられないのかと心配になったほど、スペース的にギリギリだった。

試乗してみるとブレーキバネの感じが良いので、無駄な握力も必要なくキュッと止まる。もちろんキュッと止まるがキュッと音がするわけではない。やれやれこれで、やっと安心して乗れる自転車になった。これ以上ピタッと止まられても逆にスリップするだけなので、ちょうど良い利き具合である。
その後、ブロンプトンの新型の純正キャリパーに付属していた後輪のシューが盛大な音鳴りをし始めシングル・ピボットの時に付けていたシューに交換した。