史上最弱のペダル?



ブロンプトンの右ペダルは見ただけでも華奢で不安が一杯。
そして見かけどおり、またもやガクガクと回転が怪しくなってきた。またもやとは、この純正ペダル2回目のトラブルなのである。


重さも119gと非常に軽く、ちゃんと動いてくれれば申し分ないのだが、ともかく樹脂とアルミで出来ていて、すぐに壊れる感満載の外観と持った感じ。


今回は、トラブルの原因を調べるために解体してみることにした。シャフトは虫眼鏡で見てみたが特にトラブルは無かった。ベアリングも変形とかはしておらず、ガクガクくる原因とは思えない。ボディも両側から見たところでは問題がなさそうで指でさわってみたが問題はないと思われた。

そして見つけたトラブルの原因。犯人は球押しで見た感じも指でさわってもその変形が確認できた。


球押しの片側半分がペアリングの圧迫でデコボコに変形してしまっている。本来ツルツルでなければならないのに、この表面の弱さは何なのだろう。完全に焼き入れが上手くいっていない不良品で、日本製ならこんな事は無いのではと思ったが、刻印などは無いので出所は不明。

2回続けてのトラブルなので再び交換しても同じことだろうと思い、ほかのペダルを付ける事にした。
左ペダルは折りたたみの関係から交換するつもりは無いので、高さがそろう右ペダルは高級品には見当たらない。



結局、自転車量販店で売っていた580円のママチャリ用のペダルを使うことにした。少し重くはなるが値段が値段だけに壊れれば迷わず交換すれば良い。
一応、あまった左ペダルの球押しが使えればブロンプトンのペダルを直そうかとも思ったが、シャフトの径が全然太く使えなかった。回転は安物らしくスムースでは無いがシャフト径からすると十分丈夫なのではと期待している。

完成


すっかりママチャリらしくなったブロンプトン。もう純正の右ペダルは壊れても使う気はないので、これで行く事にした。

ブロンプトンの本場イギリスには太った人は沢山いそうだし、そんな人達には、あの右ペダルは大丈夫なのだろうか。たぶん壊れた右ペダルの山が存在するか、ガリガリいっても平気な人たちばかりなのかもしれない。
史上最弱のペダルと私に断定は出来ないが、史上最弱に限りなく近いペダルなのは間違いない。