たたみ方は中の黒いプラスチックを指で持ち上げる。
持ち上げたプラスチック板をペダル回転用のベアリングが付いたアルミの板部分を乗り超えさせて丸棒との間に差し込む要領で中に折り曲げる。
やれば簡単なのだが説明は難しい。
すると、このようにペダルの殆どがクランク棒の内側に収まり外側に邪魔な部分が出っ張る事が無い。以前はこのペダル部分が内側に入りすぎてフレームに当たって傷が付いたため、現在はクランク部分にストッパーが付いている。
この台湾製にはストッパーが付いていないのでクランクにゴムを張ってストッパーを作った。接着剤は軟質プラスチックやステンレスにも良く着く上に衝撃にも強いセメダインの 「EP001N」 というエポキシ系の接着剤。こんな子どもの工作のようなストッパーでも十二分な役目を果たしている。
プラスチック板がアルミ板を乗り越えたところ。
黒いプラスチック板が丸棒の下に入り内側に折り込もうとしているところ。
黒いプラスチック板が降りてきた。
ここで、黒いプラスチックがストッパーのゴムとぶつかりこれ以上内側に折りたたまる事はない。
自分でやってみるまでは良く理解できない不思議な折りたたみ方法だったので、ブロンプトンの購入を計画している人はここでゆっくり見てほしい。
一見どうという事は無いようで単純ながら奥が深い折りたたみ方法である。
このペダルも少しずつ進化している
折り畳み方法は変わってはいないが、少しずつ進化をしている。はっきりした年代は不明だが左が20年前くらい前のもの。右が現在のもの。
外周のアルミの厚さは左から2.7㎜、3.0mm、3.2㎜とだんだん厚くなっている。ただし、場所によって誤差があるので絶対ではありません。
重さは231g、233g、244gと新しいものの方が幅も広くアルミも厚いので少しだけ重い。
アルミは柔らかくガタが出やすいので厚いものに変わったと思われる。
アルミの厚みが増したのにも関わらず重量が左程増えていないのは、他の必要のない部分の中抜きをしたりしているため。
ワッシャーもアルミのものに変わり、ボルトも中抜きをしたりして、丈夫になった割に重量増を抑えている。