折りたたみ固定方法
ブロンプトンの折りたたみにはカチッと止まるように良く考えられたいくつかのストッパーが付いている。
まず前輪の横から出ているL字状の突起は折り曲げた前輪部をやはり折り曲げたリア三角フレームに固定するもの。ハガネで出来ていて樹脂でコーティングしてあるが、樹脂がはがれやすいため私は上から熱収縮チューブをかぶせてある。破れれば又新しくかぶせれば良い。
前輪を折り曲げて本体に寄せていく。
前輪部を持ち上げ気味にして寄せた後、下ろしていくとストッパーがフレームに引っかかり動かなくなる。
チェーンの真下でストッパーがフレームに引っかかった様子。
横から見ると判りやすい。この状態では本体を持ち上げればすぐに外れてしまう。
まず、ハンドル・ポストに付いた変な出っ張り。これがハンドルを固定するためのオスの部分。
相手のメスの部分はフォークの上部に付いていてこのストッパーで折られたハンドルは前輪部分に吸い付くように収納される。
折られたハンドルは前輪部に近づいていく。
これで、簡単に固定される。
固定されたハンドル。この際本体フレームから出っ張った金色の突起が車輪とハンドルの回転も一緒に固定してしまう。
シートポストを下に下げるとロックされてブロンプトンは持っても崩れなくなる。
さて、このストッパーは長く使っていると開いてきてはさむ力が弱くなる。新しいブロンプトンではこの部分にバネが付いていて締りが甘くならないようになっているのだが、昔の台湾製にはそんなものは付いていないので何とかしなければ。
というわけで手製のバネを付けることにした。家庭にあるバネといえば洗濯バサミ。その洗濯バサミのなかでも大きめなものを選んでバネを取り外しペンチでエイっと曲げて穴に差し込んで締め付けた。バネが穴よりかなり細いので落ちないように接着剤を穴に入れて固めてしまう。接着剤は愛用のセメダインの 「EP001N」。固まっても弾力が残りプラスチックにも接着するので、このような用途には心強い見方である。それにしても拡大して見るといい加減な仕事ぶりがはっきり判る。実際にはこんなものを覗き込む人はいないと思うのでよしとしよう。
バネの形状が選べなかったので、ネジの上にバネが乗ってしまった。ネジを緩める際はバネを外さなければならないという問題は残ったけれど実際の締め付け具合はいうと仕舞時にガタガタしていたハンドルが強くピッタリうその様に動かなくなった。効果は絶大、想像を上回る120点の出来である。