海の公園のアマモ場が大復活


2022年3月24日、海の公園の様子を見てきました。昨年との大きな違いは海の雑草アマモ場の復活です。


海岸中央部の沖合50メートルほどに大きなアマモ場が広がっていました。昨年、一昨年の様子から死んだと思ってたのですが、タヌキなのかお富さんなのか、ただの死んだふりだったようです。

海のゆりかごと呼ばれ、生物の多様性には大きな役割を果たすアマモですが、アマモ場はアサリにとっては幼生が着底しにくいのと、着底しても根が横に張って動けず生きられないので、繁茂しすぎるとアサリの墓場とまでは言いませんが、複雑な気持ちです。


今日は潮は引いて暖かい日でしたが、平日という事と干潮が午後3時という事で人出はそれなりでした。

アマモ場はアカニシ採りのチャンス


アマモ場はアカニシにとっては産卵場になりますから、産卵期になるとアカニシが集まってきます。しかも最盛期にはアマモに産卵するため砂の上に上がって来るので、簡単にとることが出来ます。本日はアマモ場で一個だけ見つけました。

https://youtu.be/THnJ9tOxEq0

ひょっとしたらこんな感じで採れるかもしれませんよ。

ツメタガイは採っても食べるのが難しいのですが、アカニシは美味しいのでそれはそれで嬉しい事です。


ツメタガイはアサリの殻に丸い穴を開けて食べてしまいます。アサリをしこたま食べているのに不味いという、とんでもない貝です。被害者のアサリの殻を何個か見つけましたが、昨年に比べると何故か極端に被害者の殻は減りました。


海に行ったらただでは帰りません。夕飯分位のアサリは持って帰ります。今日アサリを掘った場所は、中央から少しだけ南寄りの岸近く。昨年の取り残しですね。大きなアサリも何個か混じりました。

暖かい日でしたが、3時を過ぎるとすーっと気温が下がります。やっているうちは気付きませんでしたが、海を上がると寒くなります。
この時期の服装は難しいですね。羽織るものを一枚用意して行くと安心です。

全体としては海の公園は不漁は不漁です。ただ一昨年、昨年と続いたアサリの不漁は下げ止まった感はあります。またアカニシが出現するとしたら4月の中旬位から産卵が始まるので、お楽しみに。裸足だとアマモ場にはワタリガニが多く、結構足を挟まれます。痛いのが嫌な人はマリンシューズなどを履かれると良いでしょう。

まあ、海は色々楽しい事が多いです。