『菊花繚乱』

Nature Capture 『菊』


<白菊>

こんにちは、遊外王です。

近所の“はなみずき”葉が赤く色づきはじめました。

いちょうの木の周りには黄色い落ち葉が目立つ様になって、
秋から晩秋へのプロローグといった季節になって参りました。

ちまたではガーデニングで庭先には横文字の花が雑誌の掲載写真の様に配置されている場面を見ることが多くなってきました。

これまでのレポートは、横文字の花や野草が多かったので、今回は“和”の花「菊」にスポットライトをあててレポートしてみようと思います。

【大輪編】


大王様が毎年、菜園の仕事の合間に育てているもので、
今年も開花の時期を迎えました。

(今年は、早すぎた夏と渇水で菊の生長も良くなかった様です。)

大王様は例年50鉢前後の菊をそだてておりますが、
今年は菜園仕事が忙しかったのか、鉢数は30鉢程度のものでした。

苗は知り合いから戴いたもので、
開花する迄どんな花が咲くかほとんどわからない状態でした。

咲いて見ると、大輪の菊は白、黄色、赤の三色でした。

良く見かける菊ですが名前はわかりません。
まだ咲き始めですので小さいですが、
来週あたりには本格的な「大輪の菊」としての姿になるものと思われます。

2)管物(くだもの)


花火を連想させる菊で、大王様は“くだもの”と呼んでおりました。
これも、各地の菊展などでは良く見られる一般的な菊です。

【小菊編】

花瓶に生ける花として、様々な小菊を植えています。

最初は苗を数本植えていたのですが、
今は直径1m前後の群落がいくつも出来てしまいました。

基本は、赤、白、ピンク、黄色でしたが、交配してしまうのでしょうか、
微妙に色の異なるものも出てきました。

本来は、大輪を育てているのだから、「懸崖つくり」もやるのではないか?
と思われるでしょう。

しかし、大王様はなぜか「懸崖つくり」はやりません。

場所の無い事もありますが、結構手間がかかるそうです。

白の小菊

白の小菊が、八重に近い咲き方をするものと一重に近い咲き方をするものがありました。

(花びらの先が丸いのが八重、とがっているのが一重咲きです。)
「菊」の私的なイメージは、「しずかな花」。

でしたが、こうして写真にして見ると、意外に「絢爛」といった言葉も
似合うものだなぁと思います。

でも、私はやっぱり「食」につながる、“春菊”や“食用菊”の方に興味があります。

※ ヨーロッパでは春菊を観賞用として楽しむそうです。

みなさんは、「視覚」で楽しむ菊と「味覚」で楽しむ菊のどちらがお好みでしょうかでしょうか?

以上、「菊」のレポートでした。

by 遊外王 10月28日