2)管物(くだもの)
花火を連想させる菊で、大王様は“くだもの”と呼んでおりました。
これも、各地の菊展などでは良く見られる一般的な菊です。
【小菊編】
花瓶に生ける花として、様々な小菊を植えています。
最初は苗を数本植えていたのですが、
今は直径1m前後の群落がいくつも出来てしまいました。
基本は、赤、白、ピンク、黄色でしたが、交配してしまうのでしょうか、
微妙に色の異なるものも出てきました。
本来は、大輪を育てているのだから、「懸崖つくり」もやるのではないか?
と思われるでしょう。
しかし、大王様はなぜか「懸崖つくり」はやりません。
場所の無い事もありますが、結構手間がかかるそうです。
白の小菊
白の小菊が、八重に近い咲き方をするものと一重に近い咲き方をするものがありました。
(花びらの先が丸いのが八重、とがっているのが一重咲きです。)
「菊」の私的なイメージは、「しずかな花」。
でしたが、こうして写真にして見ると、意外に「絢爛」といった言葉も
似合うものだなぁと思います。
でも、私はやっぱり「食」につながる、“春菊”や“食用菊”の方に興味があります。
※ ヨーロッパでは春菊を観賞用として楽しむそうです。
みなさんは、「視覚」で楽しむ菊と「味覚」で楽しむ菊のどちらがお好みでしょうかでしょうか?
以上、「菊」のレポートでした。
by 遊外王 10月28日