野島海岸のその後


野島海岸に再び行って来ました


2015年6月5日、野島海岸の様子を見に行って来ました。
やはり、立て札が出てからはカイマキマンの姿が殆ど見られなくなりました。でも、平日なのに人は増えましたね。

毎年のことですが、アナアオサの大群が岸辺を埋め尽くして、まあ風物詩と思えば良いのでしょう。焼きソバ用の青海苔の代替品として若干の需要もあったようですが、味が本物より悪いらしいので、ニワトリの餌にしか使えない、といっても近隣に養鶏業者っているのでしょうか。

海の公園の方はこのアナアオサの処理に毎年二千万円の予算が組まれているという話を聞いた事があります。そのままにしておくと腐ってしまい、海水浴場に使えなくなるので、放置は出来ません。

アサリの方は相変わらず小型ですが沢山います。こういう年は小さいアサリは1ヶ月後にはそれなりに大きくなりますので、夏から晩秋まで長く楽しめそうです。


掲示板にも注意書きがありました



野島公園の掲示板にもアサリ獲りの注意書きがありました。紙の汚れ方から時間は経っているようですが、まったく気がつきませんでしたね。ですから立て札が立ったのでしょう。

あさり採りをする皆さんへ
神奈川県の海では、水産資源の保護培養や漁場におけるトラブル防止の観点から、「採ることができない魚介類の大きさ」 や 「漁業者でない方の使用道具や採り方の制限」 を神奈川県海面漁業調整規則で定めています。

潮干狩りで言えば
殻の横幅が2cm以下のあさりは採ることは出来ません。
また、漁業者でない方は、幅15cm以下のくまでしか使用できません。
その他の貝採り器具(じょれん等)を使用することはできませんのでご注意下さい。

貝まき漁具(じょれん)
漁業者でない方は、大きさに関係なく使用不可。
また漁業者であっても、かご部分がすのこ状のものはその間隔は1.5cm以上、網目状のものはその目具合2.1cm以上が必要です。
問い合わせ先
神奈川県環境農政局 水・緑部 水産課
海の公園では幅15cm以内ならジョレン(カイマキ、アサリマキ)も使えるニュアンスですが、こちらは大きさにかかわらずジョレンは禁止なので海の公園より厳しい内容です。
漁業者以外は幅15cm以下のくまでしか使えないという事ですので、普通にザルや網の類は使ってはいけないという意味に私は理解しました。

大量に獲る人が減れば単純に潮干狩りを楽しめる人が増えるので喜ばしい傾向とは思います。

野島海岸は、千葉の盤州干潟と共に東京湾に2箇所だけ残った、埋め立てから逃れた自然干潟です。潮干狩りを楽しみながらも皆でこの干潟を守って行ければと思います。