そしてカモンワーフのすぐ近くに巌流島への徒船場がある。
創業明治22年の関門汽船株式会社の渡船場。巌流島決闘400周年と書かれた横断幕が貼ってあったが、少しくたびれているようだった。1612年4月13日が決闘の日なので、昨年からずっと貼ってあるようだ。
案内の地図上では唐戸、門司、巌流島 3箇所を自由に行き来出来るようになっているが、日によって本数に制限がある。特に休祭日は本数が減るので注意が必要。一日フリーパス800円があるので、それを使えば、門司―巌流島間の欠便を補うことが出来る。
通常ダイヤの日はちょっと待てば自由に行き来できる。
繁忙期は門司―巌流島間のダイヤが日中にスポッと空いてしまうので注意が必要。
ゴールデンウィークとお盆は門司―巌流島間が完全運休なので、門司から巌流島へは、下関唐戸経由でないと行けないことになる。
観光客の多い、休祭日は巌流島へ行くお客さんの少ない門司は捨てて、お客さんの多い下関からの便に集中するという事らしい。
値段は唐戸―巌流島往復で400円と高くは無い。
桟橋には山口航空(株)の運行するヘリコプターの遊覧飛行の案内もあった。一番短い関門橋まで回るコースが1人5,500円、2名以上なら一人当たり3,500円。
関門汽船(株)の方は1番乗り場だったが、こちらはライバル社チャレンジ(株)が運行する、巌流島への渡船が出る2番乗り場。あちらには待合室があったが、こちらには待合室は無くチケットも乗り場で買って乗船する。
船も後発らしく新しくて綺麗なフロンティア号。巌流島への往復のみの運行なので、巌流島との往復に限れば圧倒的にチャレンジ社の方がお客さんは多かった。ただし運行は土日祭日のみで30分おきのダイヤ。
料金は往復400円で小学生は無料。関門汽船の方が他の料金は小学生半額なのに、巌流島往復のみ小学生を無料にしていたのは、このためらしい。ただし両者のチケットは共通ではないので、必ず来た時の社の船で帰らなければならない。
巌流島決闘400周年キャンペーン料金と書いてあったが、以前に比べれば何かがキャンペーンなのだろうが、それが何かは不明。