唐戸市場とカモンワーフ


亀山八幡宮の向かいに唐戸市場がある。「下関地方卸売市場 活きいき唐戸市場」 と書かれた正面は水産物市場らしく海に向いている。見学も出来るし屋上にも行けるので、実質的と共に観光的な色合いも強い市場。

唐戸市場
関門地区では歴史ある市場で、水産物が豊富。小売も行っているので朝早く出かければ新鮮な魚を安く手に入れることができます。また、市場内の様子を一望で きる見学デッキや屋上芝生広場、水産加工品の小売店、食堂、喫茶店もあります。金・土・祝は、1階部分が海鮮屋台街に大変身!
(関門トンネル人道下関側ホールのパネルより転載)

唐戸市場のすぐ近くにカモンワーフがある。カモンワーフは食事何処を中心とした複合施設で、海にせり出した立地条件から見晴らしが良く、この日もゆっくり食事を楽しむ沢山の人達でにぎわっていた。

カモンワーフ
旧唐戸市場跡地に2002年4月24日にオープンした 「カモンワーフ」 は 「食」べて 「遊」んで 「海」を 「感」じるをテーマに新鮮な海の幸をお楽しみいただけるレストラン・お食事何処やファーストフード、お土産品店などを備えた新しい複合商業施設です。
海響館と唐戸市場の間に位置し、目の前は関門海峡という絶好のロケーションにも恵まれ、連日たくさんのお客様で賑わっています。3Fのスカイガーデンからの関門海峡の眺めもおすすめです。
(関門トンネル人道下関側ホールのパネルより転載)

そしてカモンワーフのすぐ近くに巌流島への徒船場がある。

創業明治22年の関門汽船株式会社の渡船場。巌流島決闘400周年と書かれた横断幕が貼ってあったが、少しくたびれているようだった。1612年4月13日が決闘の日なので、昨年からずっと貼ってあるようだ。


案内の地図上では唐戸、門司、巌流島 3箇所を自由に行き来出来るようになっているが、日によって本数に制限がある。特に休祭日は本数が減るので注意が必要。一日フリーパス800円があるので、それを使えば、門司―巌流島間の欠便を補うことが出来る。


通常ダイヤの日はちょっと待てば自由に行き来できる。


繁忙期は門司―巌流島間のダイヤが日中にスポッと空いてしまうので注意が必要。


ゴールデンウィークとお盆は門司―巌流島間が完全運休なので、門司から巌流島へは、下関唐戸経由でないと行けないことになる。
観光客の多い、休祭日は巌流島へ行くお客さんの少ない門司は捨てて、お客さんの多い下関からの便に集中するという事らしい。


値段は唐戸―巌流島往復で400円と高くは無い。


桟橋には山口航空(株)の運行するヘリコプターの遊覧飛行の案内もあった。一番短い関門橋まで回るコースが1人5,500円、2名以上なら一人当たり3,500円。


関門汽船(株)の方は1番乗り場だったが、こちらはライバル社チャレンジ(株)が運行する、巌流島への渡船が出る2番乗り場。あちらには待合室があったが、こちらには待合室は無くチケットも乗り場で買って乗船する。


船も後発らしく新しくて綺麗なフロンティア号。巌流島への往復のみの運行なので、巌流島との往復に限れば圧倒的にチャレンジ社の方がお客さんは多かった。ただし運行は土日祭日のみで30分おきのダイヤ。


料金は往復400円で小学生は無料。関門汽船の方が他の料金は小学生半額なのに、巌流島往復のみ小学生を無料にしていたのは、このためらしい。ただし両者のチケットは共通ではないので、必ず来た時の社の船で帰らなければならない。


巌流島決闘400周年キャンペーン料金と書いてあったが、以前に比べれば何かがキャンペーンなのだろうが、それが何かは不明。