赤間神宮本殿


父母の獅子の間の石段を登っていくと正面に狛犬が守っている赤間神宮の外拝殿がある。この拝殿は立派なもので有栖川宮幟仁親王殿下の書かれた大きな額が中央に掲げられている。

この外拝殿は大安殿と呼ばれており、奥に内拝殿がある。

大安殿を入ってすぐに「月次祈願おすすめ」 の案内があった。千円程度なら手軽だし、金額もはっきりしているのでお願いをしやすいと思う。

月次祈願おすすめ

龍宮水徳による家内安全・無病息災の祈願を月次祭で執行しております
一家族 初穂料
壱千円程度を封入して祈願箱にお入れ下さい
    赤間神宮社務所
月次祈願のおすすめより転載


大安殿(外拝殿)を入るとすぐに柵で仕切られて、そこから先には進めないようになっていた。

先方に見えるのは内拝殿で、外拝殿と内拝殿を結ぶ通路を挟んで、両側には四角く浅い緑の池が広がっていて、数え6歳で入水された安徳天皇を祭る神宮らしい造りである。
内拝殿の先に小さな祝詞殿があって、その奥に神殿(本殿)があるとのことだが、これ以上は入れないので見ることは出来なかった。

外拝殿の上に掲げられている額の解説があった。

勅額の由来

惟時昭和60年5月2日御祭神安徳天皇800年式年大祭に際し有栖川宮幟仁親王殿下の御染筆を高松宮同妃両殿下の御監修並びに除幕を賜れるものにして 京都松本明重翁金500万円を奉り神額を献納東京の小西美術工芸社是を拝命するや新たに青海波を意匠し謹みて製作せるものなり。
勅額の由来より転載


この立派な字を書かれたのは有栖川宮幟仁親王殿下とのことだ。
価格も寄付金の額から500万円とのことらしい。