赤間神宮を出る
赤間神宮の見所を一周したので、先に進むことにした。左右の舞台の間から水天門を眺めたところ。浦島太郎が映像化されるとしたらロケ地はここだなと思わせる風情。間違いない。
左右の舞台には20年ぶりの伊勢神宮の御遷都を祝う旗がたなびいていた。水天門の右手に太鼓楼がある。
太鼓楼記
祭神御神徳の第一たる水天神鎮の恩頼を蒙奉る関門港湾建設株式会社取締役社長清原梅義氏は赤間神宮崇敬会会長として夙に敬神の念に篤く自恰も下関市制100周年を迎うるや本市の発展は陸の龍宮の具現に在りと大太鼓楼の造立を発願平成元年秋を期して着工し同2年1月27日旧元旦竣成す蓋し新帝即位御大礼の佳歳にして全国民奉祝記念事業の嚆矢なるをもってここに除幕奉献せらる打鳴らす鼓音鼕鼕と関門海峡を渡り国家鎮護世界平和の響き四海に満ち水天皇の神威愈々光被せむ此処に其由来を記すと伝爾
祈りつつ打つ大太鼓神ながら
百千のねかひみそならはすらむ
太鼓楼記案内板より転載
太鼓楼の下は階段になっていて、太鼓のある2階まで上れるようになっている。通り抜けできる造りとはいえ、物置状態になっているのは残念な気がした。ただし、赤間神宮のホームページにある境内案内図には、この太鼓楼は記載されておらず、あまり重要度が高くないのだろうか。
太鼓楼の中に大きな太鼓が見える。潮風が通り抜ける過酷な場所なので、釣鐘と違って木と皮で出来た太鼓の寿命が気になった。
赤間神宮を出ると唐戸市場の案内が出ていた。唐戸市場も下関の一大観光スポット。
休日ともなると唐戸市場の辺りは人出が多い。このあたりは赤間神宮、亀山八幡宮、カモンワーフ、巌流島への渡船場など観光スポットが固まっている。
これは歩道上に立っている自動販売機の裏面。裏面を利用して下関市の観光マップが載っていた。ただし下関駅方面のみで唐戸市場や赤間神宮などの現在地は地図からは何故か外れていた。
この自動販売機の下方に巌流島の航空写真が載っていた。自分では撮影できない巌流島の上から見た写真は興味深い。この自動販売機の裏面は歩道の樹木が迫っていて、決して効率良い掲示の仕方では無かったが、日当たりも悪そうで、写真の状態が以外にも良好だったのはありがたかった。
右手が唐戸市場で左が駐車場。休日とあって、駐車場に向かう車が沢山順番待ちをしていた。奥の鉄橋のようなものは唐戸市場と駐車場を結ぶモダンな歩道橋。