野島の海は死んでいた


あの豊かな海は何処へ行った

2024年3月14日、海の公園の隣、野島海岸にアサリの繁殖調査に。


干潮の一時間半前に到着も、人の影が少なくて悪い予感も。


南側の小さな入江に行ってみると波打ち際に少しだけ人影が。掘ってみると小さなアサリがポツポツ。悪い予感は最近的中するんですよね。つまり9割がた不漁。占い師だったら「今日は採れない」とさえ言っていれば商売になるレベル。


どんなに採れない時でも少しはまとまる伊藤博文公の別邸前のゴロタ石周り。今年は全然まとまりません。ずーと頑張っていれば少しは採れそうだけど、今日は調査なので色々歩き回ります。

平潟湾につながる水路へ行ってみた


それではと最後の頼みの綱、平潟湾につながる水路へ。こちらは結構ファンがいました。とくに平潟湾に近い方には結構な人影が。でも採れていないです。岩や小石交じりで足場も悪く小さい子にはお勧めできない場所です。それで採れないんだから今年はもうどうしようもないです。


砂浜に戻って見ると人は増えていたけれど、採れていないんですよね。


皆野島なら絶対大丈夫という安心感というか信仰めいたものがあったのですが、ここ数年は信仰も揺らぎます。改宗者が相次ぐ緊急事態発生。


掘って出て来るアサリの小さい事、海の公園の比ではありません。これは今年は秋でも間に合わない来年のアサリですね。生き延びていればね。


歩き回るばかりで落ち着いて掘れなかったのもありますが、本日の収穫です。昨日海の公園で大漁でしたのでアサリには困っておりません。こんなもの放流してやる。というわけで海に返してきました。


後は、巨大ツメタガイを一個。お前がアサリを全部食べたのかと言いたくなる大きさでした。


本日のまともな収穫物はワタリガニ1匹。今晩のお味噌汁にしてやります。ワタリガニのお味噌汁は美味しいんですよね。

それにしてもあの豊かな野島の海は何処へ行ったのでしょうか。海の公園よりアサリが少ない年は以前はまず無かったのに最近はおかしいです。