『今年の梅雨』
Nature Capture
「夏野菜」 「変な形」
<久々の晴れ間>
こんにちは、遊外王です。
関東地方の今年の梅雨は予想に反して、朝晩20℃前後の気温となり真夏日も数える程でほとんど熱帯夜の無い涼しいものでした。
梅雨の寒い日を「梅雨寒」と言いますが、梅雨全体が寒い場合の言葉が見当たりませんでした。
さしずめ「冷梅雨」とでも言うのでしょうか?
例年、7月も中旬を過ぎると蝉たちの合唱があちらこちらでうるさいほど聞こえるのですが、今年は7月26日に確認したミンミン蝉も森山直太郎ばりの「独唱」でした。
この反動で8月に入ると一気に暑さがやってくるのではないでしょうか?
(ちなみに、ここまで書いて、「関東地方」の梅雨明け宣言のニュースが流れていました。)
菜園では、暑さが好きな野菜と暑すぎると駄目な夏野菜たちが色々な顔をみせてくれております。
今回はそんな旬の野菜達への「冷梅雨」の影響をレポートしてみたいと思います。
<すいか>
6月に入って受粉したものはほとんど結実しておらず、5月の末の週に受粉したものでも、ソフトボール大程度に成長してから腐っているものがいくつもありました。
苗1本あたり、1個といった収穫になりました。
収穫出来たすいかも、皮に小さなくぼみが無数にあり、成長がまともではなかった事がわかります。
また、成長過程で発生したと思われる裂果によるヒビも確認されました。
この様な外見が悪い時にありがちなのが、「中身が旨い」という法則(勝手につくっちゃいました。)で、実際に測定してみると糖度は13度強でした。
ここ数年では、一番で、メロン並みの甘さです。
これで、真夏並みの暑さがあれば、日中にキンと冷えたすいかを食べる贅沢が堪能できるのですが、、、
世の中はそんなに甘くありませんでした。
<きゅうり>
掲示板でも報告しましたが、寒暖の差が大きかったのせいなのか、こんな変形のキュウリが取れました。
キュウリのヘタの部分と尻尾の部分を着けた様な形です。
短いキュウリは良くみますが、こんなキュウリは初めてです。
今日、菜園を除いてみると JAさんのロゴに使えそうな「J」の字になったものがいくつかなりました。
第一弾のキュウリでしたので、そろそろお役御免となる時期ですが、先端が細く、成長していないものが目立ちました。
これも、「冷梅雨」のせいなのでしょうか。
それとも、最後のあがきでしょうか?
<ナス>
ご近所の本業農家?さんの畑のなすは、昨日切り戻しをしていました。
「本業さんが切り戻しをした」と言う訳で、大王様の菜園の長茄子を切り戻そうとのぞいてみると、若干の弱った葉はあるものの、先週末の状況とは大違いでした。
ここ数日の気温でなんとか持ち直した様です。
よって、このまま様子を見る事に決定しました。
状況を見て切り戻しをすれば、10月前後迄はなすが食べられそうです。
<とうもろこし>
第一弾のとうもろこしが人やカラス、冷梅雨のおかげで、惨憺たる結果でした。
そこで、第2弾の種を撒きやっと穂が出て来ました。
穂、、、ん~ん! なんか違うなぁ、、、
よく見てみると、穂に実が、、、 これまでも、穂(おしべ)に実がついていた事は何度がありましたが、数粒でした。
今年は、まるで皮を剥がされたとうもろこし状態です。
収穫は2週間後ですが、さてさて、どんな味がするのでしょうか?
見た目は美味しくなさそうですね。
今年の梅雨のまとめ
今年は長く、梅雨らしくない梅雨でした。
夏野菜たちも 戸惑ったのか、例年に見られない形をしたものが多い様に感じます。
それでも何とか、梅雨を越える事ができたので、これからの菜園が楽しみになってきました。
これからは、温度より、水の心配をしなければいけなくなりそうな予感です。
以上
8月2日 by 遊外王