浜名湖の潮干狩り



潮干狩りを愛するものの憧れの地、浜名湖に出かけました。
浜名湖は多くの民宿が弁天島への瀬渡しをしています。その中でも潮干狩りの出来る中州の真ん前にある民宿岩本(053-592-2466)から出陣。瀬渡し料は往復で1,000円で入漁料も含みます。随分安いですね。

 
船着場から見た民宿岩本。


カキ棚のそばを抜けて中洲に渡ります。所要時間2分程。


おー、やっとります。やっとります。
浜名湖は砂が固くアサリは非常に深くひそんでいます。
関東での浅いところにいるから浅利という概念は吹っ飛びました。
アサリが深い、砂が固い、足がきついの三重苦で地元の人は皆ウェーダー着用で、座り込んで掘っています。


浜名湖のアサリは砂深くひそんでいるためでしょうか、全体に模様がはっきり出ず地味ですネ。砂の質も黒く細かいので、砂がクマデから抜けやすい関東ローム層の砂とはかなり違います。



必死に私がアサリを掘っている間、美しい浜名湖の景色をお楽しみ下さい。


大草山にある浜名湖オルゴールミュージアムの展望台から見た浜名湖。
中央は浜名湖パルパル。左にロープーウェイが見えます。


奥浜名湖方面。本来なら中央に富士山が見えるはずですが、
春霞で見えません。


浜名湖オルゴールミュージアム展望台の鐘。
心洗われる浜名湖オルゴールミュージアム展望台の時刻を知らせる鐘の音をお聞き下さい。


さて、潮干狩りに戻ります。

干潮時には右下の潮干狩りと書いてある部分が干上がって島になり潮干狩りをすることが出来ます。
自分のボートで渡ったりしたら密漁となりますゾ。
地図は南北が逆ですのでご注意下さい。


沢山獲ったので帰路につきます。
民宿岩本が見えてきました。


浜名湖には中国などからの輸入に混じってきたサキグロタマツメタガイはおらず、アサリを食べる貝は在来種のツメタガイなどのみです。

注:アサリの稚貝を放流した歴史はあるそうですが、その時にツメタガイも混ざっていたようです。この網を見る限りすべて在来種のツメタガイですね。

アサリに対するサキグロタマツメタによる食害で閉鎖を余儀なくされた潮干狩り場が続出し問題になっていますが、浜名湖に関してはその心配はないようです。

将来もサキグロタマツメタが出現しない事を願います。


浜名湖全体図。広いんですよ、これが。



帰りは特別に岩本のご主人にJR弁天島駅まで船で送っていただきました。

岩本前の船着場から出発。明月橋をくぐります。


すぐに観月橋をぬけて


東海道新幹線、東海道本線、中浜名橋と続けて下を抜けると


鳥居が見えてきます。


くるっと左旋回すると海浜公園のデッキに出ます。
弁天島駅はここからすぐ。



弁天島外伝


岩本さんの前に置いてあった巨大脚立。
これをガンダムの様に履いて長い柄の巨大ジョレンでアサリ漁を行うそうです。


上部はこの様に金属サンダル状になっています。


このジョレンを使うのですね。


海の公園と同じく2cm以下は放流。一人2Kgまで。
クマデ、ジョレンは幅15cm以下となっています。