江の島とんびトンビ


平成の三面記事

とんびは最近観光客のハンバーガーやお弁当をサーと持っていってしまうのでテレビ等に取り上げられて問題になっている。
もともとは、餌付けなどをしたのが癖になり、簡単に人間様のお食事が獲れると解かったら止まらなくなったらしい。トンビは羽を広げると1mはあり爪も鋭く上空から来ると少し怖い。余程、人間様の食べ物は美味しいのか。

我が娘もお弁当の空揚げをサッと盗られてしまった。「すごいね」などと感心していましたが、爪が尖っているから一歩間違えると危ないです。

そのトンビが悪さばかりと思ったら、お土産をくれた。
表で大きな音がしたから出てみると特大ウマズラハギが落ちていた。まだピクピクと動いている。
トンビがくわえて落としたらしい。トンビはもともと狩猟の名人でウマズラハギは動きがトロイので捕まったのだろうが何しろ新鮮です。
釣り人だって釣ってすぐは煮物には出来ないぞ。ウマズラハギは足が早いので新鮮だと味が全然違う。美味かったそうだ。

トンビ談:

せっかく獲ったのにうっかり魚落としちゃった。スンゲー悔しい。マ、何時も観光客のハンバーガー獲ってるからたまには良いことしなくちゃね。


トンビはトビともいいタカの仲間。尾の形が他のタカ類が扇形なのに対しトンビだけはくさび形。
江の島マニアック トンビ 江の島マニアック タカ類

世界中に生息するが日本にいるトンビは留鳥(りゅうちょう。一年中季節で移動しない鳥)。
本来、トンビは生きた餌、動く餌はあまり捕らないとされ、ネズミ、小魚、小動物の死骸が主食。
江の島のトンビのように生きた魚を捕ったり人間のお弁当を盗むなど珍しい。
留鳥は年中餌のある熱帯に多いが、江の島は年中観光客のお弁当があり、餌をあげる人もいるとなるとこれはトンビには住みやすいでしょうね。
オオタカは絶滅が心配されているけれど江の島のトンビは巣を作る大きな木も枯枝も沢山あるしやたら繁殖中。
江の島は、猫の島ではなくトンビの島なのか。