GPS 潮位、水温などのモニタリングをしている。画面は見慣れたXP.
各種無線通信装置。ドラマなどでは見た事があるけれど。
計量魚群探知機。海中に超音波を発して魚群に当て反射してくる音波の強さで魚の大きさや魚群の規模が判る。
漁業指導船は調査船でもあり多くの最新機材が積まれている。海の上では潮風で機械類は錆びやすく、通常のパソコンやデジカメの寿命は、かなり短いのではと想像される。
GPSプロッター。人工衛星からの電波で自船の位置が判る。
操舵室を抜けて左舷側から細い通路を通り船の後尾に回る。
器械の間を抜けて行くと少し広い場所に。
左の階段を降りると後ろの甲板に出る。
後ろの甲板から船内に入る入り口。
入り口から中を覗くと非常に急な階段が。
そして、階段を降りると少し広い部屋があり広いテーブルや小さな台所も付いている。
部屋の天井は船の安定を保つため当然ながら非常に低い。
部屋を出ると上に上るはしごがあり手前を左に曲がる。
前方に船倉に降りる階段があり手前右に行くと船首に出る。
船の天井は非常に低い。限られた場所に多くの機能を詰め込むため通路や部屋も非常に狭く作られている。転覆しにくくするために高さが制限されているので、乗組員はあまり大柄な人は向かないと思う。
船倉に下りる階段は急で、もちろん立ち入り禁止。
船のロッカーは驚くほど幅が狭い。服上下を入れると一杯なのではないだろうか。
前甲板から見た江の島丸の操舵室。
操舵室の下部。船内への入り口。入り口にロッカーはある。
これは小型のクレーンでしょう。多分?
これば、網を引っ張るローラーでしょう。多分?
これは、イカとかを獲るときに、イカがこの中に落ちるのでは?多分?
江の島丸のクーラー。
右舷側から見た江の島丸。
この角度からだと巨大船に見える江の島丸。
豊かな海を守るのが江の島丸の仕事。資源評価。魚況海況予報。環境モニタリング。
走行中の江の島丸。江の島丸パンフレットより。
江の島丸設計図イメージ。江の島丸パンフレットより。
神奈川県漁業指導船
江の島丸
起 工 昭和59年7月10日
進 水 昭和60年1月 9日
竣 工 昭和60年2月28白
神奈川県水産総合研究所
船籍港 神奈川県三浦市
■主要目
1. | 船 体 船型 船首楼、船橋楼付一層甲板船 船種 漁業指導船 資格 第3種漁船 |
4. | 速 力 最大 12.0ノット 航海 10.2ノット |
||
2. | 主要寸法 全長 登録長 型幅 型深 |
32.30m 26.95m 6.15m 2.55m |
5. | 乗組員 内訳 (舶員15名、 調査員1名、 予備 2名) |
|
3. | 容 積 総トン数 魚艙容積(ペール) 燃料油槽容積 清水槽容積 潤滑油槽容積 |
99トン 23.74 37.34 9.04 1.69 |
6. | 機 関 主機関 新潟鉄工所製 6MG20C X 850PS X900 /309rpm 1基 |
その直後、事件は起きた
江の島丸の見学を終え船を降りたところで 「人が落ちたぞ!!」の声。皆一斉に海を見つめると、ポカリと浮かんだ頭が沖に向かって進んでいく。
その時、一部始終を見ていた男性が「落ちたんじゃ無い。自分で入って行ったんだ!! でも、助けなきゃダメだな」
桟橋にいたのは、我らが「江の島丸」と横浜市の海事広報艇「はまどり」。「江の島丸」は99トン、「はまどり」は299トンの大きな船ですぐには出航も出来ないし救助には大きすぎる。
その時、クラシッククルーザー「おおとり」が登場。「おおとり」は19トンの船で、すぐに溺れている(泳いでいる?)女性に接近。
女性は、自殺志願との事であるが、見物人の多いあの場所で沖に泳ぎだすのは、本気ではないのかも知れない。
浮き輪を投げてもつかまず、逃げるそぶりが見えたので「おおとり」のクルーは海に飛び込んだ。
民間の船だが、海の男は人命の尊さを、身をもって知っていたのだろう。
お騒がせ女とはいえ人命は何よりも大切だ。
勇気あるクルー乗船の「おおとり」の詳細は以下。
左手の岸より横浜港に入水。沖に泳ぎ始める女性。小さな頭が見える。自由に泳いでいるので下着だけかも知れない。
小さなカメラではこれが限界。単眼鏡があったので見るとロングヘアで茶髪の若い女性。泳ぎは思いのほか上手い。
おおとりが接近して声をかけ、浮き輪を投げるが、女性は浮き輪から逃げてつかまない。
そこで、おおとりのクルーが海に飛び込み女性を確保。右がクルー。左が頭半分もぐって良く見えないが入水女性。
その後、女性は「おおとり」に無事救助された。
クラシッククルーザーおおとり
元横浜市のいわば迎賓船をモダンにアレンジ。お二人での優雅なチャーターから20名様までのグループの利用に最適。ゆったりとしたキャビンと広いアフトデッキ。 |
|
トン数 | 19トン | クルーズコーディネーターとつくる オーダーメイドのクルージング 特別な日のクルーズ 仲間と楽しむパーティー ・・・・・ DINNER CRUISINGを中心に ご利用方法はお客様しだいです ・二人だけのディナークルーズ ・グループクルーズ ・パーティー・クルーズ ウッドの質感とクラシックな趣き 落着いた大人のクルーズを 実現いたします |
|
全 長 | 16.65m | ||
全 幅 | 4.25m | ||
航行区域 | 平水区間 限定沿海 | ||
旅客定員 | 平水32名 | ||
速 力 | 最高18ノット 巡航15ノット |
||
設 備 | ギャレー、トイレ、エアコン | ||
座 席 | キャビン 20 アフトデッキ 14 |
||
KMC YOKOHAMA ■運航エリア:横浜 |