
この階段を登れば山頂方面に行けるのだが、大本坊の方から石段を登ってくるときに、本堂の壁に掛かっている、巨大な天狗の顔が気になった。

薬王院本堂の前面に掛かる巨大な天狗の顔が気になった。この緑の天狗は鳥のくちばしを持っている小天狗。横から見るとものすごい迫力である。

小天狗を真正面から見てみると結構可愛い顔をしていた。巨大面として作ってあるためか目の部分に穴が開いている。

向かって右手には長い鼻の大天狗の巨大面が飾っている。こちらの顔もすごい口元と眼光で迫ってくる。気の弱い子供なら泣き出しそうな迫力である。

本堂前面中央の木彫りの龍も素晴らしい出来だと改めて再認識した。

本堂は十分満喫したので、いよいよ本社を抜けて、高尾山山頂を目指すため、石段を登る事にする。

本社への石段の両脇には36童子の像が左右の崖に並んでいる。36童子にはそれぞれ名前があり、姿や持ち物もちがうので見る人が見ればすぐに区別も出来るはずだ。
