山内八十八大師巡拝のご案内
高尾山内八十八大師は明治36年(1903)に薬王院の志賀照林大僧正が、広く東国のご信徒の為に山内を四国と見立て、八十八ヶ所の霊場の土を持ち帰り大師像の下に納め安置してございます。山内のご巡拝の道は豊かな自然に富み、同行二人の大師様の功徳は計り知れないものがあります。
案内図は別院(不動院)にありますので申し出て下さい。
大本山高尾山薬王院
大本山高尾山薬王院 解説板より
大本山高尾山薬王院 解説板より
1号路の途中までは道に沿って小さな川が流れている。川には砂止めがあって小さな池が出来、細い流れが堤防から流れ落ちている。
ここは車も通る道なので舗装がしてある。そして滑り止めのために石が道路に埋め込んである。参道にはまだ紅葉が少し残っているようだ。
高尾山は山の中のため日照時間が短い。そのため湿気が多く杉の根元にはコケが大量に生えている。乾燥した国から来た人達はこのコケを見て驚くに違いない。
参道の各所には、かつて巨額を奉納した人々の石碑が立っている。
新しいところでは京王電鉄が雪害森林復興樹木料を奉納したようだ。金額こそ書いてはいなかったが、普通に考えれば巨額であることは想像できた。
現在高尾山にはこのような童子の像が各所に建っている。この像には不動慧童子奉納龍成講内藤敦子と記されていた。
先日の台風で土砂崩れが起こったそうだ。高尾山の各所で修復工事が行われていた。杉林がやはりこの手の災害には一番弱いようだ。