「フルサト」by ハイフェッツ
第18章 沖永良部島を旅して①
(2007年4月19日)
皆様、沖永良部というのをご存知でしょうか。沖永良部とは沖永良部島のことで、奄美諸島の南西部に位置し鹿児島県に属する小さな島の名前です。地図をご覧になればお分かりですが、鹿児島といっても沖縄に極めて近い自然環境にあることが想像できることでしょう。
私は仕事でこの島を過去二回訪問しました。一度目は今から6年ほど前、2度目は一昨年のともに9月でした。今回は二度目の訪問時のときに印象に残ったことを数回に分けて書いてみたいと思います。
職場の同僚Wさんとともに羽田から鹿児島空港に飛び、日本エアコミューター(JAC)のYS11に乗り込みました。20人乗り位の小さなプロペラ機です。余談ですが、YS11は唯一の国産旅客機として長く運行してまいりましたが、残念なことに2006年9月30日をもって退役したそうです。涙しました。
こんな小さな飛行機にも、スチュワーデスがいます。おっと、今はキャビン・アテンダントと呼ぶのでしたっけ。そのキャビンさんが離陸前に丁寧に説明してくださいます。安全ベルトの使い方や注意事項など。国際便で見かけるモデルさんのようなキャビンさんとは違いますが、そこはやはり情熱を持って厳しい勉強や訓練をこなしてきたのでしょう、輝いていました。
私はどこか懐かしさと安心感をそのキャビンさんに感じ取っていました。いや、もっと身近な何かを感じたのでした。(どこかで会ったかな?)しばらく考えを巡らせていましたが、わかりません。うとうとしてそのまま転寝です。
鹿児島空港-沖永良部空港までは約50分ほど。すっかり熟睡したようで着陸直前に同僚Wさんに起こされました。ああ、折角の空からの眺めを見逃してしまった。
YS11から降り、ゲートを出ると、そこは南国でした。隣接の土産物屋には沖縄の物と思しき品物がずらり。その中にありましたよ、私の大好物のサーターアンダギーが!夜のお供にゲットです!
レンタカーを借りてWと仕事に向かいながら、やはり心に引っ掛かります。
(あのキャビンさん・・・はじめて会った気がしないねぇ・・・)
とはいえ、最高の天気!てぃ~だの光と熱気に包まれてこの上もなく気持ちがいい!CDで「ゆいま~る」を流しながら、一面サトウキビ畑の間の道を快走します。
青空が素晴らし!さくさくっと仕事終わらせて海岸にでも行きますか!Wさん!