中村屋羊羹店
山二ツと呼ばれる江の島のくびれた部分。ここは絶景のポイントであり、下の突き出た磯は長磯と呼ばれる黒鯛の絶好のポイント。
恐ろしいばかりに切り立つ崖に挟まれた切れ込みは江の島に龍が棲み付いた伝説を思わせるのである。
近くには中村屋本店、中村屋羊羹店が向かい合わせにあり中村屋羊羹店の自慢は江の島名物海苔羊羹。
植物園に向かって右が
中村屋羊羹店。左が中村屋本店。
中村屋本店の横の小道を入ると
参道への近道
東参道。
中村屋羊羹店の前を通ると普通の店の様に見えるが反対側から見ると切り立つ断崖絶壁に建てた城壁のような風情なのである。
この場所は岩屋の様にかつて侵食された洞窟であったところが上からつぶれ、現在のような切れ込んだ地形になったと言われています。
横から見ても断崖ぎりぎりの所に建っています。
左写真は現在の山二ツの様子を岩屋側から写したもの。
注意しないで見ると家が建て込み通常の道であるが、実はここは崖に引っかかるように走る大変な道なのである。
この写真は明治期のものと推察されるが白黒写真に彩色を施したものである。すぐ上の写真と殆ど同アングルからの写真なので、その違いが良く判ります。小さな小屋のあたりが、現在の中村屋羊羹店のある場所。
現在では柵で仕切られて降りられなくなったが、
長磯に降りていく道がかつてはあった。
中村屋羊羹店の横にある「群猿奉賽像庚申塔」。塔に描かれる猿は全部で36匹。見ざる、聞かざる、言わざるの他様々な猿が描かれています。
藤沢市重要文化財。
私はつくづく思うのだが、運ぶ便と観光地という特殊な場所を考えても、山の上で自動販売機で120円のジュースを売っているのは信じられない気持ちなのである。
素晴らしい所だと本当に思うのである。
最も
貝作の隣りと
エスカーの降り口の販売機は高い値段が付いているが。
島に来て
甘味忘れず
中村屋
海藻四郎
中村屋羊羹店
2002年5月で創業100周年を迎えた、江の島の老舗、中村屋羊羹店の中村憲昌(のりあき)、希(のぞみ)御兄妹からのごあいさつ。
憲昌さんの「上手い」の声と同時にカラスが鳴いたのに注目。