東参道
この道は通称「ウラミチ」と呼ばれる江の島の山の上に住む人達にとって生命線ともいえる道でバイク等なら
中村屋本店のところまでは行ける。混雑していない時は小型の自動車も通れる。生活物資を車で運べる唯一の道だがその先は人力で運ぶしかない。かつては強力(ごうりき)と呼ばれる物資を運ぶ専門の人がいた。現在でも、
中村屋本店から先、階段を使う場所への配達は超過料を取られる話を聞きました。
この裏道には何も無い。だが私はこの道が好きなのである。何も無いのだが、春の一瞬、木々の葉の間から見る桜は美しい。春の新緑も秋の紅葉も美しい。そしてここには唯一杉山検校の墓がある。
交番の横を右に裏参道に入り坂を登るとすぐ江の島市民の家が右手にあり、その入口に杉山検校の墓を示す石標がある。
西浦霊園墓地の中に杉山検校の墓がある。
この墓は本当の墓であり江の島を愛し信仰した杉山検校が眠っている。
この道の奥が東参道の終着点。右が中村屋本店。
右の道を行くと
植物園。左に行くと
奥津宮、
稚児ヶ淵。
東参道は森と海を両方楽しめる静かな道でとても落ち着く。山の登り下りはゆるやかで歩きやすい。
お土産屋や民家はまったく無いので別世界の様だ。