「フルサト」by ハイフェッツ
第52章 歌さがしの旅~聖母たちのララバイ
(2007年8月28日)
ご存知、岩崎宏美さんの代表作です。
25年以上前になるのでしょうか。当時私は小学生でしたので、この歌詞の持つ意味を理解していなかったろうと思います。しかし、その他の歌手に比べて一味違う歌唱力に惹かれていたのかもしれません。今も当時も、この曲の歌詞もメロディも大好きです。
私が子供の頃どんな音楽聴いていたのかなあ?と思い巡らせます。小学校に入る前はアグネス・チャンが人気だったはずなのですが、記憶にありません。キャンディーズも覚えてません。
小学校に入ってすぐに金八先生の「贈る言葉」がヒット。これは覚えてます。紙ふうせんの「冬が来る前に」もよく覚えています。でも子供なのでTVといえばアニメをよく見るくらいでしたね。あ、時代劇も。音楽とは無縁でした。
ベストテンという番組が人気がありました。松田聖子や田原俊彦に混じってフォークの人たちも出演されてましたね。音楽がTVからどんどん流れ出るようになっていても、子供にはあまりわかりませんでした。
そんな中、紅白を見ていていい曲を知りました。それが「聖母たちのララバイ」でした。
私は女性ヴォーカル好きですが、それはこの「聖母たちのララバイ」との出会いの体験があるのかもしれません。今よく聴いてみると、大人びた女性と子供ながらに思っていても当時は24歳。声にも深いニュアンスとともに若さが同居する不思議な魅力を感じます。声質も夏川さんに近い感じがします。
夏川りみさんと岩崎宏美さんは全然結びつかないのですが、ヒット当時の24歳の岩崎宏美さんとは違う、34歳の夏川さんの歌唱では、この曲がどのように描かれるのか、とても聴いてみたい気がするのです。