岩本院八臂弁財天像
八臂弁財天像と十五童子像 像高は55.5cm、寄木造りで玉眼入り。
各所に細かい盛り上げ、彩色を施す。もとは江島神社にあったものといわれるが、その製作は室町末ごろと思われます。木造の十五童子像を伴う。
八臂弁才天像と書いてある物もあるが、岩本楼では八臂弁財天像と書いています。才も財もどちらも欲しいものですが両方はなかなか。8本の手それぞれに、弓、箭、剣、宝来、輪宝、鉾、鉢棒、長杵を持ち武勇の神様とされています。
岩本楼本館蔵
左側正面右側
弁財天お供十五童子
神奈川県江の島岩本楼所蔵
弁財天お供龍
神奈川県江の島岩本楼所蔵
こちらは江島神社の弁財天座像。高さ59.2cmでやはり寄木造りで玉眼入り。全体の高さは岩本楼の物より高いが台座等があるので弁財天そのものは小さい。
どちらも髪が長く、女性らしいやさしいお顔の弁財天像である。
江島神社にある裸弁財天。裸弁財天は俗称で琵琶を横に持った姿から妙音弁財天(みょうおんべんざいてん)が正式名称です。江戸時代の作とされ、時代が下ると弁財天もこうなります?!平成の弁財天も是非見てみたいものです。