市営地下鉄グリーンライン
横浜市営地下鉄グリーンラインもここは地上に出ている。この先すぐに地下に入る。
橋の工事中
グリーンラインの下流側に寄り添うようにして橋が建設中だった。橋桁は架かっているので完成は近いようだ。
川和遊水地橋(かわわゆうすいちはし)
鶴見川の堤防沿いに広い道が走っているのだが、ここが橋とはちょっと気づかない。歩道のほうは欄干が橋のようにも見えるが車道のほうは普通の道路。平成十八年10月竣功で非常に新しい。
やはりどうなっているのか対岸から見てみたいので回って見ると、このような構造で確かに橋になっている。鶴見川の水が増水した時に上部から遊水地に水を流して貯め、川が減水してから遊水地の水を放出するというもの。上部は地下鉄の車両基地になっている。詳しい構造については立て看板が立っていたので下記で説明することにする。
神奈川県 川和遊水地の概要(一級河川 鶴見川)
川和遊水地は、鶴見川流域の人々の生命や財産を洪水から守るため、鶴見川の中流部(河口から約21km)にあたる都築区川和町に、治水対策施設として神奈川県が建設しました。この施設は、横浜市営地下鉄グリーンライン(中山~日吉間)の車両基地に人口地盤を設け、その地下鉄空間を立体的に利用した全国で始めての遊水地で、洪水時には約12万立方メートルの水を貯めて、下流域の流量を小さくすることができます。建設工事は、平成15年2月に着手し、越流堤、排水樋管、進入路及び管理棟は神奈川県が施行、車両基地と一体となる遊水地(地下部分)は横浜市に施行を委託して平成20年3月に完成しました。
横浜市営地下鉄グリーンラインの車両基地。地下は遊水地になっている。
車両基地に並んだグリーンラインの車両。地下鉄の車両が屋根も無い地上に並んでいる。
遊水地の下流側に排水樋管らしい水門があった。
川和遊水地管理棟(神奈川県横浜治水事務所)
地下鉄の車両基地の線路が切れるところに川和遊水地管理棟がある。正面に鶴見川のマスコット、バクのマークが記してある。
千代橋(ちよはし)
恩田川との合流点の上流に千代橋がある。このあたりは川幅も広くなっているので橋も大きくなってくる。昭和44年3月30日竣功の車両専用道。
千代橋には下流となりに人道橋が付いている。
上流となりには水道橋がある。管の太さとすぐ下流に都築水再生センターがあるので下水橋だろう。鶴見川流域の人口密度は日本一だが7箇所の汚水処理施設が完備してから水質は格段に良くなった。
千代人道橋(ちよじんどうきょう)
昭和59年3月竣功の人道橋。千代橋から下流に向かうと鶴見川の重要支流である恩田川との合流点がある。