さてお台場の自由の女神像(通称 台場の女神)はどちらの方角を向いているのであろうか。
その方角はやはりグーグルマップの航空写真で見てみる。像の形は良く見えないが、こちらは現物の方角を確認しているので、フランスでもニューヨークでも無く真南を向いている事が判った。ニューヨークの自由の女神は移民の人達を歓迎するために海の方角を向いているが、お台場の女神は海にはお尻を向けてホテル群を向いている。その方がお見物客が多いと言うわけだろう。
自由の女神が持っている銘板にはアメリカ独立宣言の記念日1776年7月4日とフランス革命のきっかけとなったバスティーユ牢獄襲撃の1789年7月14日の2つの日付が刻まれている。
自由の女神像 LA STATUE DE LA LIBERTE
(原題 世界を照らす自由の女神)1998-1999の「日本におけるフランス年」 を記念し、パリ市セーヌ川のシーニュ(白鳥)島に1889年に設置された 「自由の女神像」 が1998年4月より1999年1月までの間、ここお台場海浜公園のこの台座上に設置されました。
シーニョ島設置から109年目パリを離れて海を渡った世界初の海外公開でした。
レインボーブリッジを背景にお台場に立つ優美な姿は日仏友好のシンボルとして多くの人々に愛され、フランスへの帰国が近づくにともない復刻像の再建を望む声が強まりました。
そうした背景のもと、フジテレビと臨海副都心まちづくり協議会・二つの自由の像設置委員会が中心となり、オリジナル像からの完全復刻像製作案をまとめ、オリジナル像所有者であるパリ市に申請。日本におけるフランス年実行委員会、駐日フランス大使館の協力を得て、1999年3月パリ市からの正式許可を受け、フランスに帰った「自由の女神像」 の型取りが開始されました。
1999年9月 パリ近郊、クーベルタン城内「クーベルタン鋳造工房」(Fonderie de Coubertin)
2000年10月 完全復刻像が完成。
2000年12月22日 新世紀に世界を照らす、台場の自由の女神像が序幕されました。
協力:「日本におけるフランス年」実行委員会(ARAFJ)
:パリ市
:フランス大使館
:東京都
自由の女神の歴史
1876年フランス政府は、アメリカ建国100周年を祝して特別なプレゼントをニューヨーク市に贈りました。このプレゼントこそが、あの有名なニューヨーク港にそびえ立つ「自由の女神像」。考案者はフランス人彫刻家フレデリック=オーギュスト・バルトルディ(1834-1904)です。そして、その返礼として、パリ在住のアメリカ人達による組織「アメリカ・パリ会」からフランス革命100周年を記念してフランス政府に寄贈されたのが、パリの「自由の女神像」です。原題「世界を照らす自由の女神」-「自由こそが異なる民を結びつける重要な要因」-の理念の元に、1889年11月5日、作者バルトルディ臨席のもとパリ・セーヌ川に浮かぶ中州、シーニュ(白鳥)島に於いて公式に序幕されました。
自由の女神像の案内板より
プレートの前面には協賛の法人名が記されている。
自由の女神像協賛法人名
アクアシティお台場
鹿島建設株式会社
京浜急行電鉄株式会社
株式会社産業経済新聞社
デックス東京ビーチ
東京臨海熱供給株式会社
日本通運株式会社
株式会社ニッポン放送
日本郵船株式会社
株式会社フジテレビジョン
ホテルグランパシフィックメリディアン
ホテル日航東京
株式会社ゆりかもめ
臨海副都心まちづくり協議会
自由の女神像の案内板より