第三台場
第三台場の階段を登るとすぐに目に入るのが国土地理院の三角点。三角点は標高を示す印で各地にあるが第三台場の三角点は標高9.5mの高さ。
大切にしましょう三角点といつものごとく書かれた国土地理院の三角点の傍に立つ木標識。
三角点そのものは標高の数字はないが三角点と彫られた文字が読み取れる。写真なので読めるが実際には光の加減で読み取れなかったことを記しておこう。
台場公園案内
都立台場公園のあらまし
台場公園(第三台場)
「お台場」の名で知られる品川台場は、江戸時代が黒船来襲にそなえて品川沖に築いた砲台跡です。設計者は伊豆韮山(にらやま)の代官・江川太郎左衛門で、ペリーが浦賀に来航した翌年の嘉永六年(1853)八月に着工、一年三ヶ月の間に六基が完成しました。
現在は大正15年(1926)に国の史跡に指定された第三、第六台場だけが残されています。
このうち第三台場は、昭和三年東京市(都)によって整備され、台場公園として開放されています。周囲には、海側から5~7mの石積みの土手が築かれ、黒松が植えられています。また内側の平坦なくぼ地には、陣屋、弾薬庫跡などがあります。
利用上の注意
- この公園は国の史跡として大切に保存することを目的とした歴史公園です。
- 工作物や樹木などを集めたり他人の迷惑になるような球技等は禁止されています。
- 火気の使用は禁止されていますので、タバコの投げすれなどしないで下さい、
- 景観保全のため、ゴミはお持ち帰りください。
- ロケーションなど占用を伴う写真撮影には許可が必要です。
- 犬の放し飼いはしないで下さい。
概要他
- 所在地 港区台場一丁目10番
- 面積 29,963,40㎡
- 開園 昭和3年7月7日
- 史跡指定 大正15年12月20日(外周30間 〈約55m〉の海面を含む)
- (問い合わせ先)東京都潮風公園事務所
第三台場の縦看板より転載
案内板の地図部分を拡大。右下の欠けている文字は、「砲台跡とかまど場は江戸時代のものではありません」 。
レインボーブリッジの上から見えた第三台場の船着場に行って見る。
船着場に近づくと中の広場に降りる階段がある。下に降りると金網で仕切られ先に行けなくなっている。
そこで再び上部に戻り先端に進んでみる。植栽の間に小道が出来ていて進めるが枯葉が乾いて滑りやすい。注意深く進んで船着場の様子を見てみよう。
台場の先端まで出てみると船着場の様子が良く見えた。
近くに史跡記念碑が建っていて以下の記述が刻まれている。
天然記念物保存法ニヨリ
大正拾五年内務大臣指定
史跡品川台場 三番
昭和二年八月建設 東京市
第三台場の史跡記念碑の場所から芝浦方面を眺めてみればレインボーブリッジの横に第六台場が浮いて見えた。
これらの台場郡を見てペリーが東京への入港をあきらめたというから実際に砲撃はしなかったとはいえ一定の効果はあったようだ。