お台場海浜公園


レインボーブリッジを歩く
レインボーブリッジの遊歩道を降りると右手はお台場海浜公園の入り口となる。左手は高層マンションが建ち並び、副都心として開発された新しい街の様相を見せている。平日の人通りが少ないところは観光地としての一面も見せている。

レインボーブリッジを歩く
砂浜に降りるところに案内板が出ていて歩いて渡れる第三台場を目指す。台場はペリー来航を機に作られ未完成の第七台場と御殿山下台場を含め八つの台場が作られた。現存するのは東京市に払い下げられた第三台場と第六台場の二つだけで、現在お台場と呼ぶときは2つの台場だけでなく、第13号埋立地一帯をさすことも多い。


レインボーブリッジを歩く
前方に見える第三台場。第三台場へは細い陸路が続いているので地域の人々の絶好の散歩道となっている。犬の散歩をしている人が多いのに驚く。

レインボーブリッジを歩く
第三台場への歩道からレインボーブリッジを見てみると先ほど降りてきた南側遊歩道がレインボーブリッジから離れてこちらに降りてくる様子が見える。

ふと海岸の方を見ると水質改善実験 実施中の看板が。

水質改善実験 実施中

レインボーブリッジを歩く
現在、お台場海浜公園内の水域で 「水中スクリーン」 を設置して水質改善実験を行っています。
東京港は、干潮時と満潮時の潮位差がおよそ2mある海です。「台場」 は東京港の中でも海の浅い場所に築造されたため、干潮時には石垣の下に砂浜が現れます。
このため、実験期間中、干潮時には実験で設置した水中スクリーンを固定している重りが見えることもあります。
実験期間は平成22年度から平成24年度を予定しています。
実験のイメージ(写真)
実験についてのお問い合わせ先
東京都港湾局港湾整備部計画課環境計画係
第三台場の縦看板より転載


レインボーブリッジを歩く
そっと海の底を覗いてみると、水中スクリーンの効果か冬場だからか透明度はこのとおり。それにしてもカキの殻が多く、岩にも生きているイワガキがたくさん付いていた。カキが水質浄化に効果ががある事は良く知られている。カキ殻も砕かれて砂の一部になれば生物たちの住処として貢献していく。
レインボーブリッジを歩く
第三台場が近づいてきた。史跡であると同時に公園でもあり、レインボーブリッジの騒音の中を歩いてきた直後だけに、この静かな場所は耳も心も洗われる絶好の散歩コースである。

レインボーブリッジを歩く
近づいていくと階段は木製の立派なものだった。階段の横には中国語の立て札が立っていて中国人だけをターゲットにした注意書きのようだ。


レインボーブリッジを歩く
正確には判らないが、カキを獲って売ったり食べたりするなという意味のように想像できた。この立て札が立つということはそういう事をした中国人がいたという事なのだろうがそのたくましさに、すっかり野性味の抜け切った現代日本人を省みてうらやましい気もした。かつては我々だって誰もがすきあればやりそうな事なのだ。

レインボーブリッジを歩く
第三台場への階段を登っていくとすぐに立て看板があった。バーベキューを禁止するものだが、これには理由がある。実は第三台場内には史跡であるかまど跡にかまどが残っていて、四方を盛り土で囲まれているため、バーベキューには条件が揃いすぎている。だが普通に考えれば禁止なのは当然のことだ。