
中央部を見ると一段深く掘られていて囲炉裏で近くで獲れた魚でも焼いていたような雰囲気もする。

周囲には5箇所の弾薬庫跡がある。すべて同じ形で奥部分はレンガでつぶされて入り口部分だけが残されている。

第六台場の根元(繋ぐ歩道側)の下から広場を眺める。遠くに陣屋跡がサイド部分から見渡せる。

陣屋跡。柱の基礎だけが残っている。基礎の数から相当の規模の兵士が常駐していたことがわかる。

第三台場の中は樹木も良く整備されている。弾薬庫跡の一つが見つからず何となく樹木の間を探してみた。

5つの弾薬庫跡の中でこの弾薬庫だけは発見に若干の手間を要し、見つけたときは嬉しかった。前面を樹木におおわれたこの弾薬庫は秘密基地の倉庫のようにも思えた。

江戸時代のものでは無いそうだがかまども残っている。キャンプ場のかまどから想像すると、円形の周囲に鍋などを乗せて火を炊き中央の煙突から煙を逃がすという事らしい。同時に最大6個の鍋が使えると言うことだろう。あるいは海辺の事でもあり風向きを考えて風下のかまどのみを選んで使うという事かも知れない。