マテガイ王国新舞子
関西の人達にとっては潮干狩りや海水浴というと誰でも知っている新舞子らしいのですが、私にとっては始めての新舞子でありました。
広大な干潟と防波堤の無い昔ながらの海岸は別天地。そのため、時代劇の撮影に使った事もあるらしい。ちょんまげ付けて馬にでも乗って走ったら気持ちが良いだろうなあ。
当日は干潮が夕方の5時半でご覧の様に人影も少なく少し寂しい海岸でしたが、好きなポイントで掘り返し放題の砂浜。私的にはラッキー。
さて、アサリは一時期より減ってしまってパッとはしないらしいのですが、それよりも何よりもマテガイがスンゴイです。
ポイントはですね。民宿群の沖合い、なるべく沖が良いみたいです。
こちらは始めての海岸ですので当日潮の引く以上の沖は解りませんが、沖の方が良いという話です。
詳しくはお店の人に聞いて下さい。すごい無責任ですが、どちらにしてもお店でジョレン(関東で言うカイマキではない。クワのような形で砂の上部を削り取るもの。借りるのが300円だったかな?)を借りないことにはマテガイ獲りは出来ません。
横浜のマテガイは砂を削らなくても穴が見えますが、新舞子のマテガイは潮の流れが速いのか表面の砂が隠れて穴が良く見えません。ジョレンで表面を5cm程削るとマテガイの穴が良く見えます。それも、モグラ叩きの穴のように沢山密集していてこれは出そうだ。イヤ実際ポコポコ出るんですけどね。
ジョレンで表面を50cm四方程削ります。そして、穴に塩を一つまみずつ入れて行きます。
まあ、ものの10秒程でしょうか。一つ目が出てきます。そして、2つ目3つ目と出てきますが、もちろん潮が満ちてきたわけではないのに気づきすぐに引っ込みます。
横浜では、もう一度塩を入れると又出てくるのですが、新舞子マテガイはマテどもマテども一度引っ込んだら出てこない。
出てきたらすぐに捕まえないと逃げられてしまう。
こいつら、ちょっと賢いかもと思わせた新舞子マテガイではありました。
でも、夏になるにしたがってだんだん馬鹿になって出かたが激しくなるそうです。
大体前日より気温が上がった日の方が出かたが良いですから。
新舞子のマテガイは横浜のものより一回り大きく殻もしっかりしています。ですから、そのまま焼いてみりん醤油をかけて食べるとなかなかの味でした。てんぷらも出来るようですがマテガイは焼くのが一番です。
何しろマテガイは砂が無いので、そのまま海水で洗えばすぐに食べられます。バーベキューが出来る海岸だったらすぐに食事です。新舞子が出来るかは不明。多分、だめかも?
小さなお子様でもマテガイ獲りは絶対喜ぶと思います。獲れないと言う事は先ずありませんので、誰かが獲っている近くでやれば必ず獲れます。ジョレンと塩は必要ですので借りてください。
マテガイ獲りのワンポイントアドバイス
マテガイを捕まえて抜く時は引きを楽しむのも楽しいですが、足がちぎれたり身が抜けたりします。
マテガイが斧足を張って抵抗が激しい時は砂に逆に殻を差し込むとマテガイは仕方なく足を殻に入れます。そこで、抜くと可愛そうな位簡単に抜けます。
練習をつんでから、マテガイとの引きを楽しんでくださいネ。
マテガイ 待たんかい 待ってない ってか