釣り人のための

江の島磯名図鑑


江の島の磯で釣りをしていると、地元の人達が何処で何が釣れている等の話が聞こえてきます。
しかし岩ばかりで標識も無いし何処の事だかさっぱり判りません。
そんな時、江の島の磯の名前を知っていると、とても役に立ちます。

江の島マニアック

江の島釣りポイント


白灯台堤防外側

1年中メジナが釣れる。型は手の平大が主だがその下に30cm級が見える事もある。しかしなかなか釣れない。ここで釣れるのはすべて口太メジナ。黒鯛も春と秋のシーズンには釣れる。春先のアユの稚魚から始まりサバ、アジ、イワシと続き小物は賑わっている。私のここでの記録は37.5cm850gの黒鯛。(10年以上前ですが)
浮き釣りが主体で「棒浮き」か「飛ばし浮き」の先に「あたり浮き」を付けた「2段浮き」が使われている。
爆弾と呼ばれるアミえびを籠に入れて投げる方法も使われているが、浮き釣りの人の間でやると嫌われる。タコ釣りも出来るが、両脇が浮き釣りなら浮き釣りをやるのがマナーとなっているようだ。
白灯台の堤防も改修後、波が強いと堤防上に波が上がるようになったためやはり注意が必要です。

灯台下

ここはサビキ釣りで小物専門。アユはキラキラした空サビキで餌を付けなくても揺らして誘うと釣れるが、アジ、イワシにはアミえびをつける。オートメーションサビキとか付けサビキとか呼ばれるアミえびの山に、非常にエダスを短くし(1cm以内)エダスの間隔の狭い独特のサビキを糸を張りながら通して餌を付ける方法が効果がある。以前ここで食いついたイワシに30cm程のヒラメが食いつきサビキ仕掛けでヒラメを上げた事がある。ここは潮が早く流れるので浮き釣りは迷惑になり不可。

堤防内側

ここも小物専門。しかし灯台下のポイントに比べると形勢が悪い。先端の内側は潮が湾に流れる時は潮が巻き込むのでポイントだが、根元に行くほど釣れなくなる。ヨットハーバー方面の小堤防に行くと良いのだが立ち入り禁止の網が張ってある。大物だとボラも釣れるが嫌われている。

水道口

水道口の両先端ではメジナが主体。夜釣りではメバルも出るが地形が判らないと非常に危険。後は海タナゴ。鉛筆サヨリと呼ばれる小さなサヨリが釣れることもある。
江の島の磯は全体が低く満潮時には入れない所が多く、ちょっとした波にも洗われる為注意が必要です。


長磯

長磯は黒鯛が狙える。ただし先端は3人が限度。よほどの仲良しグループで4人と言った所。入れなくて少し島側に釣座を取ると釣果は期待出来ないようだ。長磯に入るには釜の口から回って行く。岩屋側からは通れない。

大平

大平も黒鯛が狙える場所。西風に弱く少しの波でも磯が洗われるので中々ゆっくり釣りが出来ない。急激に深くなるので、カゴ釣り等で投げれば非常に広い深さが探れる。時期でソーダガツオやワカシが釣れる。

大黒の鼻

大平と同様だがやはり西風に弱い。それと岩が狭く先端は数人が限度。入れれば楽しい場所だ。時期は限られるがカゴ釣りでソーダやワカシそして深い場所のアジなどを狙う。黒鯛も狙える。ベテランが多い時は仲間に入るのに躊躇する。

松ヶ崎

以前は山から下りる道もあったが今は稚児が淵から回るしかない。ここは場所が遠く人が少ない。静かに釣るには良い場所だ。釣れるかと言うと・・・釣れた事もあるのだが。

公園前

新しく護岸を整備した最初の年は黒鯛に沸いたがそれっきり。投げ釣りでシロギス、メゴチ、冬にイシモチがボツボツといったところ。漁港寄りで黒鯛も時たまだが上がっている。私の叔父さんが以前45cmの黒鯛を上げて新聞に載った場所でもある。