スマトラトラ Sumatran Tiger
スマトラ島はインドネシアに属します。スマトラトラはそのスマトラ島に生息するトラなのですが、インドネシアに生息していたトラのうち、バリトラとジャワトラは絶滅してしまい、現在生息しているのはこのスマトラトラだけになってしまったそうです。
まあ大きなネコですので他の動物を獲って生きているわけで、開発による餌の減少で生息域をせばめられているのでしょう。毎日餌を運んでくれるおじさんやおばさんでもいれば公園のネコのように生きられるのですが、将来的にも増えることは考えられないですね。
スマトラトラの展示場を屋外の見学場所から眺めたところです。右手奥にガラス窓がありますがトラがそこらあたりをウロウロしている時は岩があるので見にくいです。この巨大岩の謎が知りたいところです。
屋外を散歩しているスマトラトラ。すごく立派なんですが、これでもトラでは一番小型の種類だそうです。
スマトラトラが展示場の左手に出てくればトラは見えますが、朝日がまぶしいかも知れません。夏は暑くて池で泳いだりするらしいのですが、私は見たこと無いです。
室内のガラス窓から見たトラの間に、窓の前を行ったり来たりするトラの様子を屋外側から撮影したものを挟んでいます。ライオンに比べるとトラは動いている事が多くて、あまりゴロゴロしている印象はないです。
三角屋根がジャングルカフェ。中にスマトラトラとマレーバクの鑑賞用ガラス窓があります。右手はマレーバクの展示場。
スマトラトラの室内からの鑑賞窓があるジャングルカフェの向かって左手の建物内部。最上部に魔女ランダの面が飾ってあります。
魔女ランダの面に寄ってみました。ランダは出っ歯のようです。下アゴのキバがものすごいですね。Randa
スマトラトラ観賞用の巨大ガラス窓。外に向かって反射よけの傾斜が付いています。正面から日が入る南向きですが、木々で太陽光をさえぎっています。
スマトラトラ Sumatran Tiger
- 学名:Panthera tigris sumatrae
- 分類:食肉目 ネコ科
- 分布:インドネシアのスマトラ島
- 生態:トラの一亜種で、大きさは現存するトラの中で最も小さい。他の亜種より縞が多く、さらに頬(ほお)の毛が長く、その色は純白ではなく、黄土色を帯びているのが特徴とされている。現存するトラの中で、島に生息する最後のトラであす。
- 食べ物:動物
よこはま動物園ズーラシアのプレートより転載
目のまん前までトラが来るので大変なド迫力です。ガラスは外向きに傾斜があるので上から見る分には反射は少ないです。正面からだと少し厳しいかな?
スマトラトラのオシッコの瞬間です。後ろに霧吹きの様に噴射します。そうとうの到達距離ですので、ガラスが無ければ顔面直撃もありえますね。
夏の暑さが厳しくてちょっとバテ気味のようです。肉球はネコとまったく同じ。ガラス越しに見ると可愛いのですが、実際に街で出会ったら恐いです。
ツメはトラが餌をとるための命より大切な道具ですので、いざという時意外は指の間に仕舞われています。ネコを飼っている人は良く解ると思います。
ポイント
ガラス窓の前を行ったり来たりしていることが多いので、見やすい動物です。寝るときも割と見える場所で寝てくれています。何か秘密があるのかな?
スマトラトラ Sumatran Tiger
- ★★★★☆ パフォーマンス
- ★★★★★ 可愛さ
- ★★★★★ 見やすさ
- 屋外からはトラが右手にいるときは西向きで見やすいはずなのですが巨大岩があって見にくい。左手に出ているときは障害物は多いけれども見ることは出来るます。室内からの方が間近に見れます。ガラスは南向きで逆光なのだが、ガラスが外に傾斜しているのと、木立が多く室内が暗いため反射は少なく見やすい。
by Explorer よこはま動物園ズーラシア